カーIT時代本格的に幕開け---メモリースティック対応機種登場

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カーIT時代本格的に幕開け---メモリースティック対応機種登場
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ここのところ、「DVDナビ三強」から脱落か?なんて言われていたアルパインから待望のニューモデル『DVDナビ 099シリーズ』が登場した。このモデルは、IT時代に求められる数々の機能を実現すると同時に、カーナビとしての基本機能を徹底追及したもので、なんとカーナビ初のメモリースティックにも対応したことで、パソコンとの親和性を一段と強化したのが最大の特徴。つまり、パソコンやインターネットとの多彩なリンクによって、新しいカーIT時代の実現を目指しているのだ。

ラインナップは、カーナビ本体だけのNVE-N099を筆頭に、8型ワイドモニターTVを付属したNV8-N099、さらにVICS用ビーコンを付属したNV8-N099の全3モデル。64ビットBUS RISCチップを採用したのはもちろん、カーナビでは初採用となった富士通製の描画専用超高性能グラフィックICを搭載。これによって快適かつスピーディな地図描画を実現することとなった。これに伴い、アルパインのナビとしては初めて市街地図(業界最多の782エリア)での建物の立体表示を実現。建物を段階的にシースルー化することで、複雑な市街地での見やすさも追及している。また、測位精度についても激しい温度変化の中でも安定した特性を示す高精度ジャイロの採用が大きく貢献することとなった。

ルートの案内中は常に最適ルートを探すアクティブルートサーチ機能も新搭載。これは099自身が“時短・最適ルート”を常時探索して、より快適に走れるルートを探し出すもの。必要に応じて、設定したルートを自動更新するので、これまでのように「本当にこっちでよかったのかな?」といった不安から解放してくれるというわけだ。目的地検索には欠かせないデータベースの見直しも図られており、個人宅も含めたピンポイント検索を実現しているのは言うまでもない。

発表会場でのデモでの印象は、とにかく大きめの画面でスムーズに表示するその描画能力の高さに驚かされた。各種入力もスムーズで、操作上でのストレスはまったくと言って良いほど感じさせなかった。10月中旬には試乗用デモカーが出来るということで、試乗が出来次第レポートをお届けしたいと思う。

●DVDカーナビ8型ワイドTV・VICSビーコンパック NV8−N009 31万5000円
●DVDカーナビ8型ワイドTVパック NW8−N009 29万5000円
●DVDカーナビ NVE−N009 17万8000円
 発売はいずれも10月中旬を予定。

《会田肇》

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