パリ・ショーではドイツ・メーカーからも、ビッグネームの新型デビューが相次いだ。まずはオペルの『コルサ』、日本名『ヴィータ』だ。おもに安全要件を理由に若干大きくなった。エンジンはガソリン4機種、ディーゼル2機種。幅広いラインナップでオペルのボトムラインをがっちり守る。
昨今のトレンドからするともう少し武骨なデザインで登場するかと思われたが、キュートなキャラクターはそのままにリフレッシュされた。「いろいろな意見がありましたが、たくましさと可愛らしさのバランスをいいところで決めました」と語るのはオペル小型車デザインの児玉英雄チーフデザイナー(日本出身)。
ライバルはプジョー『206』、ルノー『クリオ』(日本名『ルーテシア』)、フィアット『プント』、シュコダ『ファビア』など。激選区だ。現地フランスの前評判では安全性や価格などが競争相手より優れているとのこと。
フランスでの価格は1.4リットル16Vエレガンスが8万4000フラン/122万円。クリオ1.4リットル16VRXTが8万8000/128万円フラン、ファビア1.4リットル16Vエレガンスが9万1000フラン/132万円となっている。