スズキとゼネラルモータース(GM)は、14日、新たな戦略的提携を発表した。具体的にはGMからスズキへの出資比率を20%に増加し、GMグループのアジア地区における生産・販売体制を強化する。スズキとGMは1981年に提携し、98年からはGMがスズキの資本の10%を出資していた。提携内容は以下の通り。
1.GMのスズキへの出資を20%に増加。おもに新株の割り当てにより、GMの出資金額は約6億ドルと見込まれる。
2.GMのJ. F. スミス会長がスズキの取締役に就任。スズキのGMからの役員受け入れはこれが初めて。来年6月のスズキの株主総会で正式決定される。
3.スズキとGMが共同開発したアジア戦略車『YGM-1』の生産を、スズキの湖西工場(静岡県)で来年9月から開始する。
4.主要部門における人事交流。商品企画、デザイン、設計、R&D、購買、財務、情報システムなど。