モンツァでの大クラッシュの原因は、どうやら最初にぶつかったルーベンス・バリケロ(フェラーリ)か、ハインツハラルド・フレンツェン(ジョーダン無限ホンダ)にあるようだ。イン側にいたバリケロをアウトからフレンツェンが追いこそうとしたが失敗。ヤルノ・トゥルーリ(ジョーダン無限ホンダ)とデイビッド・クルサード(マクラーレン)は運悪く巻き込まれてしまったらしい。
「彼はバカだよ。10レースは出場停止にすべきだね。あそこでああいうことをすれば危ないってみんなわかっているのに! ましてや彼ほど経験のあるドライバーならなおさらだ」と、怒り心頭のバリケロ。
一方のフレンツェンは「バリケロをオーバーテイクしようとしただけなんだ。彼の前に入ろうとしたら、なぜかわからないけどバリケロが早くブレーキを踏んできた。それで行き場がなくなってぶつかってしまった。それだけだ。今日ここまでくるのにみんな一生懸命だっただけに、ヤルノにとっても僕にとっても、チームにとっても残念だ」と、自分には非がないことを強調した。
エディ・ジョーダンもフレンツェンと同意見のようで「ハインツハラルドを責めるのは筋違いだ。いろんなアングルから見たけど、あれはレーシングアクシデントだよ」とチームのドライバーをかばっていた。