本田技研工業は5日、同社の環境保全への取り組み実績と、今年度の目標をまとめた「ホンダ環境年次レポート2000」を発行した。
このレポートでは、世界各国のホンダの生産拠点、計41カ所の環境データと、ISO14001(環境マネジメントシステム)の認証獲得の状況や、取り組み事例など、幅広く紹介している。同社が環境についての年次レポートを公表するのは、1999年1月、7月に続いて、今回が3回目となり、今後は単年度ごとに継続的な発行を予定している。
具体的な内容としては、例えば1999年度に同社が支出した環境保全に関するコストは895億円であり、これは前年度比300億円でアップであるとか、CO2の排出量は炭素換算で前年比2000トン減の13万5700トンであり、今年はさらに1400トンの削減を見込んでいるなど。
ホンダはこのレポートを無償配布するほか、同社のWebサイトを通じてダウンロードも行えるよう、準備を進めている。