フォードの車載インターネット『ウィングキャスト』の目論み | レスポンス(Response.jp)

フォードの車載インターネット『ウィングキャスト』の目論み

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フォ−ド自動車は2日、通信事業大手のクアルコム社と提携し、車内のワイヤレス・セキュリティ、インフォメーション、エンターテイメントなどのサービスを提供するジョイントベンチャーを発足させることを正式に発表した。このジョイントベンチャーは『ウィングキャスト』と名付けられ、来年後半からフォードの自動車のためのサービスを開始する。

これはGMが進めている車内コミュニケーションシステム、『OnStar(オンスター)』と真っ向から対抗するもので、OnStarがすでにホンダと契約を交わしているのと同様、ウィングキャストは日産と契約を交わす予定だと言う。

世界一の自動車メーカーの座を争うフォードとGMが、これを機に車内インターネットの分野でもシェアのナンバーワンをかけて争うことになるが、フォードでは2004年には全世界で900万台の車がウィングキャストを採用する、と期待している。

フォードではすでに国際電話会社の大手スプリントと提携し、車内インタ−ネットのプロバイダ−契約を交わしている。今年の後半にはリンカーンブランドで売る各車と、フォード『フォ−カス』(ヨ−ロッパ向け)でインタ−ネット接続の自動車を販売開始する。ただしウィングキャストによるサービスが始まればスプリントとの提携を続けるかどうかは微妙なところ。

現在、自動車からの緊急信号の発信などのサービスを含む車内コミュニケーションはOnStarに大きく水をあけられているが、今後の技術の開発により大逆転もありえる。フォードの今後の攻勢もウィングキャストがどれだけOnStarに勝る機能を持つことができるか、またその料金などにかかってくる。
《Sachiko Hijikata, US editor》

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