先日元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガー(現BMWスポーティング・ディレクター)がミハエル・シューマッハ(フェラーリ)の実力についてコメントし、「まだセナのレベルではない」と発言したことに対して、シューマッハのチームメイトのルーベンス・バリケロが反論した。
「僕はずっと彼(シューマッハ)のことを尊敬してきた。一緒に仕事をするようになったいま、彼はアイルトンに匹敵する実力の持ち主だと思う。1ラップのみならミハエルはアイルトンよりも優れているかもしれなないくらいだ。レース全体となるとどうかわからないけどね」
一方のシューマッハは今週末に開催されるホームグランプリに向けて気合い充分。「ホッケンハイムの雰囲気は特別さ。サーキット外の人まで僕を応援してくれるし、時には声援が走っていても実際に聞こえるんだよ! 95年のドイツGPでの勝利は僕のキャリアのなかでも特別な出来事だし、今年はぜひその再現といきたいね。最強のマシンは手元にあるし、あとはここ2戦よりも幸運があればいいね」と、マクラーレンに傾きかけた流れを母国グランプリで一気に引き戻すつもりだ。