トヨタ系の自動車部品メーカーの東海理化は27日、2002年までに中国に生産拠点となる工場を開設するとという方針を明らかにした。
トヨタが先に設立した中国・天津での乗用車製造合弁会社が、新たに『ヴィッツ』ベースのアジア戦略車の生産を開始するのに合わせ、スイッチやシートベルトなどの部品も現地で製作し、供給するというもの。同社ではこの工場を現地企業との合弁方式にする方針で、現在は現地でパートナー企業を探している段階だ。部品の生産工場は天津と上海の2箇所を予定しており、天津ではスイッチ、上海ではシートベルトを作るとしている。
同社のアジア事業は台湾、フィリピン、タイ、韓国に続いて5番目となるが、中国本土には初めての進出となる。