ビッグな組み合わせ! モトローラがダイ・クラなどと組んでITS規格提示へ

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モトローラ社は、27日、バーチャル・プロトタイプ社が主宰するAUTOTAB(Automotive Technical Advisory Board:自動車技術諮問委員会)に参加すると発表した。AUTOTABは、バーチャル・プロトタイプとダイムラー・クライスラー、マニエッティ・マレッリの3社で構成され、自動車電子システムの開発を目的とする。マン/マシン・インタフェース技術に方向性を打ち出す計画だ。

バーチャル・プロトタイプ(本社:カナダ)は、リアルタイム対話型グラフィカル・アプリケーション開発用のソフトウェア・ツールを供給する主要サプライヤー。またモトローラ(本社:アメリカ)はネットワーキング/コンピューティング、自動車、無線通信、イメージング/エンタテイメントの各分野でデジタル・ソリューションを提供している。

モトローラの副社長兼トランスポテーション・システム担当ゼネラルマネージャーのスコット・アンダーソンは、「AUTOTABが提案するITS(高度道路交通システム)規格は、スケール・メリットによる製品の価格削減を実現する。モトローラはmobileGTアーキテクチャなどのDigitalDNAR技術を活用して、こうしたシステムの実現に貢献できる」と語っている。

いっぽうバーチャル・プロトタイプのフィリップ・コラード社長兼CEOは、「フル機能を備えた車載情報システムの価格は、数年内に、今日の最上級オーディオ・システムよりも安価になると予測している」と述べている。

《高木啓》

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