不透明な先行きが“半透明”ぐらいになってきた韓国の大宇(デーウ)。『マティス』をはじめ、韓国車がイタリアの路上でも増えつつある今、撤退するわけには行かない。
そのマティスは、ジウジアーロ率いるイタルデザインがトリノ・モーターショーに展示したコンセプトカーをデーウが気に入って量産化したといういきさつがある。マティスに限らず、社内で開発した製品についてもデザインについてデーウ車の評価は高い。
今回デーウは、デビューは昨年9月のフランクフルトとちょっと古くなったが、そこで好評だったミニバン・スタディ『DMS-1』をデザインショーのトリノに持ってきた。このようなクルマを開発できるメーカーが欧米巨大メーカーのアジア生産拠点になってしまうのはもったいない。