三菱の鼓動は聞こえるか? 「ハート・ビート21」とは、「Zカー」とは?

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三菱の鼓動は聞こえるか? 「ハート・ビート21」とは、「Zカー」とは?
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三菱自動車は、2000年度から2003年度迄の新中期経営計画「ハート・ビート21」を策定、発表した。

三菱自動車は1998年度から中期経営計画「RM(Renewal Mitsubishi)2001」を実行していた。同社の発表によると「利益体質の確立に向けた各施策は概ね計画通り、またそれ以上に進んで」いるという。しかし自身のダイムラー・クライスラー、ボルボとの提携に象徴されるように状況の変化は大きく、RM2001において実施した成長戦略を再構築することになった。

「21世紀にも存在感のある企業として、『経営の変革』、『利益体質への急速な転換』を通して、世界で通用する小型戦略車を初めマーケットに直結した競争力ある商品をタイムリーに提供」していくという。

その中で核となるのが、小型世界戦略車「Zカ−」(エンジン排気量1.1〜1.5リットル)の投入だ。これは1車種ではなく、共通設計から世界地域別の仕様を開発するもの。欧州では現地の燃費規制をクリアできる小型車を、 オランダのネッドカーでダイムラー・クライスラーと共同生産する。アジア・アセアン地域では、現地テイストを具現化した小型戦略車とする。国内では2002年度から「Zカ−」をベースとした新ジャンルの小型車を投入し、新しい需要 を開拓していくという。

《高木啓》

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