自賠責保険は値上げか!? どこへいく総額2兆円の運用益

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自賠責保険がこのままの運用状況だと値上げに追い込まれる実態が明らかになった。

自賠責審議会の調べによると、集めた保険料の運用のうち、政府再保険として保険料を運用している自賠責特別会計の運用利率が2.89%、これに対して民間の損害保険会社の運用利率は2.93%と民間が上回った。自賠責特別会計は運用益の税金が免除されているにもかかわらず、非効率な運用の結果、民間に劣ったわけだ。

自賠責全体の運用益は総額約2兆円。しかし、すでに保険料などの支払いが収入保険料を上回っており、運用益を取り崩している。政府再保険は廃止が検討されているが、運輸省がこれに抵抗している。このまま、運輸省の思い通りに政府再保険制度が維持されれば、非効率な自賠責特別会計の運用で、運用益は無くなり、数年後には保険料値上げとなるケースも考えられる。

《レスポンス編集部》

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