シトロエンは“コミュニケーティング・カー”を量産した世界最初の メーカーとして名乗りを上げた。クルマの中でEメールを受け取り、操作は音声認識、もちろんGPS装備する。そのクルマの名前は『クサラWinCE』、クサラ2.0HDi(コモンディーゼル)をベースにしており、ジュネーブ・モーターショーで発表された。
クサラWinCEは初めての“ウインドウズ・カー”でもあり、マイクロソフト社と3年間の共同開発ののち発表された。量産といってもいまだ限定生産で、ことし後半に250台ずつ2回、計500台が販売される。価格は未定。
なお現在のところインターネットの使用目的はEメールに限られており、ウェブにはアクセスできない。ワイアレス・インターネットアクセス(GPRS、UMTS)は2001年から2003年にかけて発達するとシトロエンは見ており、そのときまでの課題となる。