ジュネーブの春を告げるジュネーブ・モーターショーが29日のプレスデイを皮切りに始まった。一般公開は2日から12日まで。会場の「パレクスポ」は高速道路、国際空港、幹線鉄道に隣接しており、市街中心部からもバスで10分という交通の便の良いところ。
地元に有力企業がないことと、地理的にヨーロッパの中央にあることから、各メーカーがそれぞれ展示に力を入れる国際的に“中立”的なショーとなっている。また国際レベルでは大手とは言えないが、独特の性格を持つスペシャリストやコーチビルダーの展示が多いのもジュネーブショーの特徴だ。
70回を迎える今回のテーマは「第3ミレニアムに向かって走れ」。国際自動車工業界連盟が公認するモーターショーとして新ミレニアムに開催されるのは、デトロイトに次いで2番目、ヨーロッパでは最初のショーだ。そしてアメリカに次いでヨーロッパの景気も回復するのか、あるいはその期待からか、ジュネーブ・モーターショーは早くも大にぎわいになっている。
このショーの模様はスイス・トヨタのホームページが5台のカメラを使ってライブ中継している。トヨタ・ブース中心になるのはやむを得ないが、ショーの熱気がディスプレイから伝わってくるような画像だ。そして日本未発表の“あの”モデルがワールドデビューを飾っているシーンを垣間見ることもできる。もちろんauto-ASCII24特派員のレポートにも期待していて欲しい。