萩原社長らAJ幹部が都内で会見し計画を明らかにした。2001年からVW車と併売を解消することではフォルクスワーゲン、トヨタ自動車らと合意済み。AJは3月下旬から加盟契約の説明会を開く。既存のアウディ取扱店に加え、国産ディーラーなども加盟のチャンスがある。噂にのぼっているヤナセの販売参入については「1ディーラーとして、他社と同条件なら検討する」(萩原社長)と冷ややかな姿勢だ。AJは2001年末までに約65社の専売ディーラー新設を目指す。
一方、今後5年間で16車種の新車を日本へ投入し、品揃えを拡充する方針も明らかにした。主要地域での専売網が整う2002年秋から新車攻勢が始まる見通しだ。
欧米ではベンツやBMWと並んでブランドイメージが高いアウディだが、日本ではヤナセが作った「女性のためのクルマ」というイメージをなかなか崩せず、販売が苦戦している。トヨタ自動車系ディーラーへの看板撤去費用などを含め、日本への投資を膨らますアウディは、日本市場攻略にかなり気合いを入れているようだ。