リストラ効果!? ディーラーに業績回復の兆し

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28日に都内で会見した日本自動車販売協会連合会の瀧川博司会長は、「2000年3月期の赤字店比率は全会員企業のうち3分の1程度に減少する」との見通しを示した。前期は38.2%が赤字決算を計上していた。瀧川会長は「市場の回復傾向と各ディーラーがリストラを進めていることがその背景にある」と、その理由を説明した。

また、瀧川会長は最近の新車市場について、「2月25日現在、前年同月比9.6%増の水準で推移しており、3月もプラスになりそう」と述べた。2月の新車販売台数が前年同月比で増加となれば2カ月連続のプラスとなる。これは消費税率引き上げ前の97年3月以来の出来事だ。

瀧川会長は「3月がどうなるかが本格的な回復基調に乗ったかを判断する大きなポイントになる」とみており、「連続してプラスになれば、会員企業の収益環境も一段と改善が進むだろう」との見方を示した。

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