【リコール】マセラティ『クワトロポルテ』のブレーキに注意

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コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは、マセラティ『クワトロポルテ』の制動装置ばかり3ヵ所に不具合があったとして運輸大臣に対してリコールを届け出た。対象となるのは、クワトロポルテと3200GTの4車種で1996年11月24日から1999年12月8日までに輸入された380台。不具合は以下の通り。

1. オートマチックトランスミッション(AT)装着車において、ATとオイルクーラー間のホースの取り回しが不適切なことから、ホースの金属製継手部分とブレーキパイプが干渉し、そのままの状態で使用を続けると当該ブレーキパイプが損傷し、最悪の場合、ブレーキ液が漏れて制動力が低下するおそれがある。

2. 制動装置のマスターシリンダーにおいて、リザーバータンク間のホースを接続するコネクタの強度が不適切なため、そのままの状態で使用を続けると、当該コネクタに亀裂が発生し、最悪の場合、ブレーキ液が漏れて制動力が低下するおそれがある。

3. 制動装置のブレーキブースターにおいてもバキュームホースを接続するコネクタの強度が不適切なため、そのままの状態で使用を続けると当該コネクタに亀裂が発生し、最悪の場合、負圧が漏れて制動力が低下するおそれがある。

日本国内での事故は無く、発見はイタリアの本社品質検査による。

《レスポンス編集部》

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