ポンティアックがシカゴオートショーで世界デビューさせた『ピランハ』。この変わった名前は、「すばしこくて攻撃的、非常に効果的」といったイメージを与えるためにつけられた。獰猛な熱帯魚、ピラニアが名前のヒントになっているようだ。
ピランハは名前の通り、小型であるにもかかわらずポンティアックの21世紀への姿勢を大胆に表現した車だ。シンプルな運転、ローコストのパフォーマンス、最新の技術の投入などがキャッチフレーズ。
この車は明らかにスポーツコンパクトの愛好家である若者にターゲットを絞ったもの。そのためインテリアはなるべくシンプルに、カスタムの余地を残した仕上げとなっている。運転はシンプルな構造から来るファントゥドライブがウリ。
エクステリアは驚きの連続で、まずクーペなのにリアドアが観音開きになっている。ルーフラックシステムは必要な時にポップアップする仕組みで、使用しない時には簡単に収納できる。 人目をひくデザインとともに、こうした機能はかなりの注目度を集めるだろう。
もちろんパフォーマンスのポンティアックの名に恥じず、エンジンは2.2リットル16バルブ4気筒エコテックで、燃費がよく最大限の性能を引き出す。そもそも18から26歳くらいまでのヤング層をターゲットとしているため、価格はかなり低めに押さえられる予定。