スバル、金融事業と不動産事業を再編

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富士重工業は、国内関係会社5社の金融事業と不動産事業を4月1日付で再編成する。5社を金融事業会社「スバルファイナンス」と不動産事業会社「スバル興産」の2社に統廃合する。これに先立ち富士重は今年度中に、スバルファイナンスの資本金を3000万円から20億円に増資する。

グループ内資金の一元化で資金調達コストを軽減し、リースやクレジット事業の強化をはかることがねらい。スバル興産は不動産管理業務のほかに、保有不動産の開発事業も展開する。

統廃合の対象会社は、ディーラー向けに事業資金を融資しているスバルファイナンス(宮下國生社長)、販売金融事業と不動産事業などを行うスバル興産(児玉昌行社長)、不動産の管理・賃貸業のスバル建物(高田寿社長)とスバルコーポレーション(同)、不動産販売などを手がけるエフ・オー・ディー(林浩二社長)。

新しい金融会社は、増資した後にスバルファイナンスがスバル興産から金融事業の営業権の譲渡を受ける。2000年度の売上げ規模は113億円を見込んでいる。

不動産事業会社はスバル建物が存続会社で、スバル興産とスバルコーポレーションを吸収合併する。同時に、エフ・オー・ディーが保有する旧大宮製作所の土地を買い取り、土地開発などの事業を引き継ぐ。エフ・オー・ディーは土地売却後に清算する。その上で、スバル建物は社名を「スバル興産」に変更する。資本金は6億7500万円で、2000年度の売上げ規模は142億円を計画している。

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