アメリカの巨人メーカーGMは、スウェーデンの持ち株会社インベスター社との話し合いを終え、フリーハンドで新型車を開発すべくサーブの株式のすべてを獲得した。
GMは1989年に7億ドルでサーブの株式の50%と残り50%のオプションを取得、今月初めに1億2500万ドルを追加することによって全株式を入手した。89年以来GMはこの気紛れなメーカーに多額の投資をしてきた。その結果はいろいろあるが、過去10年間で年間収益が黒字になったのは94年と95年の2度だけである。
サーブの内部情報筋によると、オペル『ベクトラ』をベースにした『9-3』、『9-5』シリーズに複数の新型車が追加されるそうだ。それにはボルボ『V70 XC』を手本にした四輪駆動クロスオーバー・ビークル、アウディ『A3』をターゲットにしたスモールカーが含まれる。