かわいいローバー『ミニ』に別れを告げるときがやってきた。横置きエンジン、ハイドラガス・サスペンション、コンパクトな寸法といった特徴で小型車デザインに革命をもたらしたクルマは、41年間という驚くべきライフスパンを経て生産を終了しようとしている。
親会社のBMWは最後のミニ(正式には『ミニ・クラシック』)は、バーミンガムのラインから9月初旬にロールオフすると認めた。計画のディティールに関しては確認されていないが、イギリス自動車産業のアイコンとなったクルマのために式典が準備されている。
ミニの引退は2001年初期にデビューが予定されている新型に道を譲るためのものだ。累積生産台数が530万台を越えたミニは、現在でも少数がおもにイギリスと日本で販売されている。生産が終わるといってエンシュージアストが慌てる必要はない。ブリティッシュ・モーター・ヘリテッジ(自動車の保存団体)がボディと部品を今後も確保、維持していくから。