米国法人のマツダ・ノースアメリカン・オペレーションズ(MNAO、本社=カリフォルニア州)は2000年3月2日付で、マツダ・グレート・レイクス(MGL、本社=ミシガン州)から米国の五大湖周辺地域におけるディストリビューション権を譲り受ける。これにより、MNAOは全米の販売ネットワークを直接統括することになる。
MGLは、日本のマツダ本体およびMNAOとは資本関係がないが、米国中西部の6つの州に108のディーラーをもつ。23年前からマツダ車の販売を手がけていた。米国でのマツダ車全販売台数は99年見込みで24万9000台程度と見られるが、このうち約9%がMGL分だ。
マツダは今後、MNAOの統括のもとで、中西部における販売・マーケティング体制強化の戦略を加速する。