帝国データバンクは10月の全国企業倒産集計をまとめ公表した。それによると10月の運送事業者の倒産は52件となり、今年最高を記録した。昨年の同じ月に比べると17.5%減ったが、50件台は8月につづき2度目。
しかし1月から10月までの累計倒産件数は、昨年の同じ時期に比べて26%あまり少ない365件となっており、今年は95年いらい4年ぶりに前年実績を下回りそうだ。
いっぽうガソリンスタンドの倒産は、昨年の同じ月に比べ2件多い4件。累計では昨年よりも10件少ない43件と、運送業と同様に昨年実績を下回りそうだ。原油価格が上昇しているためガソリン価格がこのところ値上がりしており、これで競争の激しいガソリンスタンドも多少は息をついている、といったところだろうか。