「オートモーティブワールド2012」には電気自動車をはじめ、二輪車など数多くの乗り物が展示されている。その中で来場者の関心を呼んだ一つが、インフィニオンテクノロジーズジャパンが出品した「E-バイク」だ。
三菱自動車のEV『i-MiEV』のモーター、パワー制御装置を開発したことで知られる重電メーカーの明電舎は、次世代のモーターとインバーターを出品した。
オートモーティブワールドには、国や地方自治体単位での出展も多い。このうち群馬県のブースには6つの企業・団体が顔を揃え、「群馬マイクロEV協会」は会場奥の「電気自動車特別展示コーナー」に『TT1トラック』の実車を展示した。
1月18日に開幕したオートモーティブワールド12において、名古屋市に本拠を置くAZAPAは、2005年の東京モーターショーに展示されて話題を集めたフィアロ『P67bエタニティ』をブースに据えた。
昨年のオートモーティブワールドで、フェリカを使ったEV充電課金システムを「パ・チャ・ポ」の名称とともに展示した大阪市の福西電機は今年、現金とクレジットカード対応のパ・チャ・モをブースに据えた。
産業用ロボットやインバーター世界首位メーカーとして知られ、風力発電機用のジェネレーターなども手がける安川電機が、EV搭載を想定した新しいモーター、インバーターシステムを参考出品した。
島根県内の企業などが参加する島根県次世代自動車等技術研究会は18日、東京ビッグサイトで開幕したオートモーティブワールド12に軽商用車をベースに独自制作したコンバートEV(電気自動車)を出展している。
オートモーティブワールド12では、EV充電器のソリューションが多数出品されている中で興味深い出展を行なっていたのが福西電機だ。
オートモーティブワールド12を構成する第4回国際カーエレクトロニクス展。日本ケミコンブースに、マツダが2012年発売を予定している新型車(Dセグメントモデル『アテンザ』の次期モデルと推測される)に搭載されるエネルギー回生システム用蓄電デバイスが出展された。
米フォードモーターでグローバル車両電気化事業のディレクターを務めるナンシー・ジョイア氏は18日、都内で講演し、2010年に1%だったフォード車に占めるハイブリッドカーなどの電動車両の比率が2020年には10~25%になるとの見通しを示した。
東レは、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)を用いたモノコックをオートモーティブワールド12に出展した。CFRPモノコック単体の重量は45kg。従来のスチール製モノコックに比べ53%軽量化できるという。
豊田合成は、樹脂加工技術をフェンダーとフードに応用、軽量化を実現する最新の取り組みを出展した。
東京ビッグサイトで開幕したオートモーティブワールド12には、数多くのEVが出展した。
トヨタ自動車の吉田守孝常務役員は18日、東京ビッグサイトで開幕したオートモーティブワールド12で講演し、「今年は日本のモノづくりの生き残りをかけたぎりぎりの勝負年になる」との考えを示した。
オートモーティブワールド12が18日、東京ビッグサイトで開幕した。