トヨタ自動車が2008年の金融危機後に凍結していた海外工場の建設を相次いで再開、攻勢に転じる。グローバルではなお余剰設備を抱えるものの、成長が続く新興諸国などでの拡充を図り、現地化の推進で為替変動にも強い体質とする狙いだ。
日産自動車が今年12月に日米で発売する電気自動車(EV)『リーフ』の試作車に試乗した。ほぼ最終仕様となった試作車は、スムーズな加速や静粛性といったEVならではの走行性能を引き出し、乗る楽しさを存分に実感できる仕上がりとなってきた。
三菱自動車工業が6月5日から保証期間を国内メーカーではもっとも長くした新保証制度を導入した。リコール問題以降、低迷している国内販売をテコ入れするとともに、車検整備の獲得による販売会社の体質強化にもつなげる。
6月になって自動車各社の国内販売部門ではムチが入ってきた。9月のエコカー補助金終了までに残すところ4か月になったからだ。