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マツダのDNAと聞いて、まず一番最初に頭に浮かぶモノ。それはやっぱり走りへのこだわりなのではないだろうか。もちろんプレマシーもそんなマツダのDNAを存分に注入されている。プレマシーは日本だけでなく、世界的なヒットモデル。2006年には世界中で10万台以上も販売し、27もの賞を受賞しているという実力派なのだ。ご存じのようにヨーロッパなどは、実用速度域も高く、走りに対してじつにシビア。そんなヨーロッパの人々から高い評価を得ているのがプレマシーだけに、走りの完成度は高いのだ。
今回登場のようなファミリーユーザーといっても、パパはキビキビと走りたいなと思っていることも多かったりする。となると、ミニバンだから走りは二の次でいい……、ではストレスが溜まるだけ。もちろんプレマシーならそんな心配もなし。日常的な扱いやすさはもちろんのこと、郊外ではキビキビと走りたいし、高速ではストレスなく、快適クルージングを楽しみたいなんていう欲張りなリクエストにもしっかりと応えてくれるから安心だ。
プレマシーには2リットルと2.3リットルの2タイプのエンジンが用意されているものの、どちらもパワーと経済性に優れていて、不満のない性能を確保。しかもトランスミッションを全グレード(FFのみ)で5速AT化しているのも、じつに贅沢でエンジンのうま味を存分に引き出してくれる。今回のロングドライブには2リットルモデルを連れだしたのだが、目的地の軽井沢までの道中、市街地/高速道路/ワインディングを走り抜けたのだが、どんなシチュエーションでも走りについて、まったく不満を感じなかった。じつにマツダらしい、ユーザーフレンドリーな作りのよさが感じられた。 |
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ゆったりとストレスなく、クルージングしつつ、必要なときにはサッと追い越しをかけられる実力の持ち主。走りにこだわる人でも満足度はじつに高い |
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マツダ独自の直噴技術であるDISI。可変バルブタイミングのS-VTなどを採用し、レベルの高いユニットに仕上がっている |
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デザインだけでなく、剛性を確保し、回転時の精度を高めることで、安定した走りに貢献している。細かい部分にも抜かりはない |
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