MAZDA PREMACY ロングドライブチェック
MAZDA PREMACYMAZDA PREMACY
MAZDA PREMACY
ひと口に個性的なデザインといっても、ただ奇抜さを追求しただけでは、愛着は沸かない。丸みを帯びた暖かみのあるデザインがプレマシーの持ち味でもある
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存在感のあるフロントマスクと、そこからリヤにつながる流麗なライン   クリアなイメージで、スッキリとした印象を与えてくれるクリアレンズ
STYLING 家族の一員として愛着の沸く存在感にあふれたスタイル
使い勝手や実用性に優れるミニバンといっても、クルマっていうものはライフスタイルを表現するものだけに、やっぱりスタイルにはこだわりたい。そこで、プレマシー。マツダらしさを全身で表現したエクステリアデザインは、センスのよさを感じさせるもの。またフロントマスクについては、マイナーチェンジによって、より精悍に。ボンネットとバンパーをワンラインで結ぶことで存在感はかなりのものだ。

そしてフロントからリヤに向かってしっかりとラインを通すことで、流麗なスタイルを実現している。ミニバンの場合、得てしてリヤまわりが素っ気なくなってしまうこともありがちだけど、プレマシーの場合、絶妙に丸みを付けるなど、"らしさ"を強調している点に注目。新たに装備されたクリアタイプのテールレンズもクールな印象で、アクセントになる重要な部分だ。リヤから見ても存在感じゅうぶん。デザイン重視でクルマを選びたい人にも自信を持ってすすめられる。

かといって、ただ、デザイン性を全面に押し出して、今ひとつ近寄りがたい雰囲気になってしまっているのではなく、どこから見ても落ち着くシルエットに仕上がっているのはさすが。家族の一員として、愛着が沸くこと請け合い。日常的な買い物の足としてだけでなく、ロングドライブにも一緒に出かけられる、存在としてプレマシーはじつに身近といっていいだろう。
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DYNAMICS ミニバンだってスポーティ! こだわり派も納得の走り
マツダのDNAと聞いて、まず一番最初に頭に浮かぶモノ。それはやっぱり走りへのこだわりなのではないだろうか。もちろんプレマシーもそんなマツダのDNAを存分に注入されている。プレマシーは日本だけでなく、世界的なヒットモデル。2006年には世界中で10万台以上も販売し、27もの賞を受賞しているという実力派なのだ。ご存じのようにヨーロッパなどは、実用速度域も高く、走りに対してじつにシビア。そんなヨーロッパの人々から高い評価を得ているのがプレマシーだけに、走りの完成度は高いのだ。

今回登場のようなファミリーユーザーといっても、パパはキビキビと走りたいなと思っていることも多かったりする。となると、ミニバンだから走りは二の次でいい……、ではストレスが溜まるだけ。もちろんプレマシーならそんな心配もなし。日常的な扱いやすさはもちろんのこと、郊外ではキビキビと走りたいし、高速ではストレスなく、快適クルージングを楽しみたいなんていう欲張りなリクエストにもしっかりと応えてくれるから安心だ。

プレマシーには2リットルと2.3リットルの2タイプのエンジンが用意されているものの、どちらもパワーと経済性に優れていて、不満のない性能を確保。しかもトランスミッションを全グレード(FFのみ)で5速AT化しているのも、じつに贅沢でエンジンのうま味を存分に引き出してくれる。今回のロングドライブには2リットルモデルを連れだしたのだが、目的地の軽井沢までの道中、市街地/高速道路/ワインディングを走り抜けたのだが、どんなシチュエーションでも走りについて、まったく不満を感じなかった。じつにマツダらしい、ユーザーフレンドリーな作りのよさが感じられた。
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ゆったりとストレスなく、クルージングしつつ、必要なときにはサッと追い越しをかけられる実力の持ち主。走りにこだわる人でも満足度はじつに高い
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マツダ独自の直噴技術であるDISI。可変バルブタイミングのS-VTなどを採用し、レベルの高いユニットに仕上がっている   デザインだけでなく、剛性を確保し、回転時の精度を高めることで、安定した走りに貢献している。細かい部分にも抜かりはない
 
萩原秀輝PREMACY 萩原秀輝のワンポイントアドバイス
とにかく、走りのリズムがアップテンポ。アクセルを踏むと、スッと身軽な感じでスタートする。ATのトルクコンバーターが、スリップなしに効率よく駆動力をタイヤまで伝えている感じがする。もちろん、エンジンが低回転域から充実したトルクを発揮していることもアップテンポなリズムを生み出す理由。アクセルを踏み込めば高回転域までスムーズに吹け上がり、それでいて騒音レベルは控えめだ。ステアリング操作に対する応答性は、ミニバンなのに軽快そのもの。ステアリングの手ごたえがスッキリと軽めで、しかも4輪が路面をシッカリ踏ん張っているようすがちゃんと思い浮かぶ。サスペンションはしなやかに動くようになり、乗り心地も快適さが向上した。
 
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