2003年の第37回東京モーターショーに出展されたもう1台のガソリンエンジンハイブリッド車が、「SU-HV1」だ。SU-HV1は、Sports Utility-Hybrid Vehicle 1を意味する。
トヨタのハイブリッドシステムは、新型プリウスの登場によってエコとパワーを高次元で両立するハイブリッド・シナジー・ドライブへと進化した。その動力性能と燃費性能をいっそう磨き上げたのが、SU-HV1である。
3.3リットルエンジンに120kW以上のフロントモーターを装備、50kW以上の出力を持つリアモーターを組み合わせた新E-Fourを搭載して、システム出力は200kWを想定している。
また、次世代の車両運動制御の概念であるVehicle Dynamic Management(VDM)の考えのもと、ハイブリッドシステムと、E-Four、電子制御ブレーキシステムECB(Electronically Controlled Brake System)を協調し、駆動・制動を統合制御した、ドライバーの意のままに操れる操縦性・走行安定性を採り入れている。 |
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