| 目的地までのルート探索を行なうと、最大6ルートを同時探索する。その結果はこのような一覧で見ることができ、そこには所要時間がもっとも短いルートや料金が安いルートなどが表示され、比較が簡単に行なえるのもメリットだ |
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| エリアを超えたVICS情報が通信によって取得できるオンデマンドVICSを搭載。渋滞予測ではウェザーライブで取得した天気情報を自動的に反映させられるようにもなり、もちろん日程とともに天気条件を任意に指定することもできる |
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| 好みに応じて地図の表示内容を自在に変えられるマップイコライザーを搭載。項目は「文字拡大」「道路重視」「住所重視」「施設重視」の4つのモードから設定でき、設定したいときは各項目を長押しすることで設定モードに入れる |
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| 2年ぶりのフルモデルチェンジとなったサイバーナビ。もっとも目につくこと、それはモニターのVGA化によるかつてない鮮明で美しい表現力の実現である。自慢のソリッドシティマップは建物を表示する精度が一段と増したうえ、歩道橋や信号機などの街並みを描く能力は明らかにレベルアップしている。また、100mスケールでも表示可能となった一方通行表示も重宝する。今までは50mスケール以下で表示されていたが、これでは縮尺が詳細すぎて全体の位置関係が把握できないこともあった。その点、100mスケールなら自車位置と目的地の位置関係を広めのエリアで確認しながら一方通行を上手に利用可能となる。これは明らかに実用面でプラスとなる。 |
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| 地図機能として見逃せないのは、新機能マップイコライザーの搭載だ。ドライバーが使いたいと思う地図表示に4つのモードに切り換えられ、しかもそれぞれのレベルを3段階に調整できる。今までなら「ここをもう少し強調して見せて欲しいな」と思っていたことをこの機能によって実現しているわけで、地図表示についてもサイバーナビらしいこだわりが実現させた機能といえるだろう。 |
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| ナビ機能の進化はオートパーキングメモリーにも見ることができる。通常のナビゲーションは施設へ誘導することが多い。そのため大規模な駐車場は入口がわかりにくかったりするため、入口を探してさまよったりしがち。この機能では「二度と同じ過ちは繰り返さない」とばかりに、見つけた入口を次回のためにメモリーしておくのだ。しかもその作業は自動で行なわれる。だからドライバーは駐車場に入っていつも通りにエンジンを切るだけでいい。地味ながらカーナビとしてかなり役立つ機能といえるだろう。 |
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| ドライブプランナーはさらに機能を充実させている。出発時刻や到着時刻ごとに3つのプランを提案し、それらを同時比較できるようになったのだ。つまり、「何時に出発すれば所要時間が短いか？」「到着時刻を何時に予定すれば効率よく遊べるか？」などをプラン例を見ながら最適なスケジュールを組み立てることができるようになったのだ。 |
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| 天気情報を通信によって取得するウェザーライブにも注目だ。この機能は基本的に従来のものを継続しているが、新たに加わえられたのがその情報をルート探索に反映するようになったこと。渋滞の発生具合は晴れているときと雨が降っているときとで大きく違ってくる。そこで渋滞予測機能とリンクさせることで、より精度の高いルート案内を実現しようというわけだ。 |
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| そして極めつけが蓄積型プローブ『スマートループ構想』のスタートである。これは、ドライバーが実際に走って経験した、たとえばオートパーキングメモリーや交通状況などの情報をサーバーに蓄積し、会員同士でその情報を共有し合おうとする市販ナビ初のサービス。今までは個々の情報として、そのまま“使い捨て”という形にならざるを得なかったが、このサービスの実現によって会員同士が活用し合うというスタイルへと大きく変化することになったのだ。 |
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| しかも、見逃せないのはサーバーとの通信を携帯電話などで行なうのではなく、家庭用ブロードバンドを経由して行なうこと。これによってデータ転送によるコストは実質ゼロ！ しかも効率のよい転送が可能となり、スムーズな情報の共有が可能となるのだ。脱着可能なブレインユニットのスタイルが新たな活用方法を生み出したのだ。 |
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| AV面での進化も大きなポイントだ。CDを再生しながらスピーディに録音できるだけでなく、PCにため込んだ楽曲をまとめて転送でき、その収録楽曲数は約2400曲！ HDDが40GB化されたのでこの余裕の収録数が可能になったのだ。しかもVH009MD/VH009/XH009/H009ならパソコンで音楽配信サイトから楽曲を購入し、付属のパソコン用ソフト「BeatJam」を使って、ブレインユニットに転送することができる。「エニーミュージック」ならブロードバンド経由で直接楽曲を購入し、ブレインユニットへ転送することだってできるのだ。 |
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| 5.1chサラウンドデーコーダーも新たに搭載され、オートタイムアライメント&イコライザーとも相まってAVを再生する最適な空間として自動的に設定してくれたりもする。まさにこれ以上にエンタテイメント性を発揮するカーナビはほかに存在しないと断言できる。カーナビとしても、またAVセンターユニットとしても、そのこだわりに思いっきり浸ってみたい。そんな気分にさせてくれる一台である。 |
| （会田肇） |
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| カロッツェリアのHDDサイバーナビについては多機能・高性能であることから、お客様自身が「価格が高い」という先入観をお持ちであるというケースが多いのですが、実際には他メーカーのハイエンドモデルとは大差ない価格設定になっています。モデルの特徴からか、単なるカーナビとして使うというよりは、音を含めてトータルでAV環境を作り上げたい、5.1chサラウンドを楽しみたいという方が型番を指名して買っています。若い男性の方が多いのも特徴といえますね。 |
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