交差点に近づくと表示されるアローガイド。分岐点に近づくにしたがい、下方から色を黄色に変化していく。分岐点までの距離や分岐点周辺にあるランドマークも表示される |
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「行き先」ボタンを押すことで表示されるメニュー。大きめのアイコンはひと目で内容が把握できるもので、ここではタッチパネルやリモコン、音声によるコマンド入力にも対応している |
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必要に応じた地図内容を表示できるターゲットマップは、「ビュー」ボタン経由のメニュー画面で操作する。ツータッチ操作で行なえる使いやすさがいい |
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「高機能を簡単に使いこなせるナビ」そんなコンセプトで誕生したカーナビが『楽ナビ』である。そのコンセプトは幅広い多くのユーザーから支持され、これまでの生産累計はなんと120万台にも達したという。その理由は一度操作してみればすぐに理解できる。隅から隅まで徹底した使いやすさを、この楽ナビから感じ取ることができるからだ。 |
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たとえば目的地を設定するときの操作方法。これは他のナビとはちょっと違う。一般的にはメニューから入っていくところだが、楽ナビでは「お出かけ」ボタンを押すと、カーナビには行き先を設定するメニュー画面が表示され、同時にカーナビ側からは「どちらまで行きますか?」のメッセージが流れる。つまり、タクシーに乗ったら行き先を告げるように、ごく自然な流れに則って目的地設定ができるようになっているのだ。 |
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コマンド入力がタッチパネル、リモコン、音声の3つの方法から入力が行なえるのも楽ナビの伝統だ。 |
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ジャンルワード検索もよくできており、たとえば食事をしたいときは「たべる」とキーワードを入力すればファミレスを含む食事が取れるお店の一覧が表示される。日常の行動をキーワードとして入力するだけで行きたいところが簡単に探し出せるのだ。 |
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そして、楽ナビらしい機能として新たに加わったのが、ルート案内中に表示される「アローガイド」である。この機能は、交差点の新しい案内方法として加わったもので、分岐する交差点の300mほど手前になると画面右半分に大型の矢印によって進行方向を案内。分岐点に近づくにしたがって、矢印の色を下の方から少しずつ緑から黄色へと変えていく。これによってひと目で進行方向と分岐点までの距離を直感的に判断できるようにしているのだ。もちろん、これまで採用されてきたドライバーズビューや2D表示による交差点拡大図も継承されており、好みに応じて切り替えることが可能となっている。 |
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地図の表現力は見やすさを重視した内容となっている。ディスプレイはVGAではないものの、文字色や背景色をはじめ、その見え方についても徹底した調査にもとづいてチューニングを行ない、そのハンデを見事に克服している。複雑に情報が入り交じる地図上でもその内容がひと目で確認できるだけでなく、「ターゲットマップ」機能を使えば4つの表示モードから最適と思われる表示に切り替えることも可能。つまり、表示している地図から必要な情報をスムーズに取得する能力に優れているのだ。 |
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また、ごく自然にカーナビ機能を使いこなすうえで重要なのが、測位精度の高さである。楽ナビはその面でも極めて高い能力を発揮する。複雑な道路が絡む都市部の道路でも自車位置を高精度に測位するし、GPS未受信時での安定度も抜群だ。その能力の高さは普及クラスのナビとしてはピカイチの出来と断言してもいいだろう。携帯電話を使った通信の対応はCDDB取得やオンデマンドVICSなどに威力を発揮。サイバーナビの性能に魅力を感じつつも、値ごろ感を求めたい人には最適な一台といえる。 |
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(会田肇) |
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楽ナビの新モデルは「とにかく地図が見やすい」というのが特長です。2Dはもちろん、3Dの描画も非常に美しく、新モデルから採用になったアローガイドも好評です。目的地設定などの操作は秋冬モデルの中では一番カンタンであり、女性にも使いやすいモデルといえます。 |
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