地上デジタル放送ならではのデータ放送や番組表(EPG)、さらには画像で示すようにそれぞれの番組内容までを見ることができる |
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よく使うボタンを最大3つまで登録すれば、最初のメニュー画面として表示することができる。写真はAVモードでの設定画面 |
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3D市街地図表示モードでは、手前付近の建物を表示しないようにすることで、肝心のルートをはっきりと見せるように配慮が加えられた |
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地デジ対応チューナーをいち早く標準装備しことによる使い勝手のよさが大きな魅力だ。メニューからの操作はいうまでもなく、とくにリモコンは、家庭用TV用と見間違えてしまうほどの高い完成度を誇る。 |
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受信状態は「さすがはデジタル!」と唸らせるにじゅうぶんな安定度を示し、受信状況に応じて12セグとワンセグを自動的に切り替えるのも大きな魅力だ。 |
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また、地デジのデータ放送や番組表もワンタッチ操作で表示でき、緊急警報放送(EWS)が流されたときは自動的に画面が切り換わる。しかもこのときはカーナビと連携して、地図上に最寄りの広域避難場所を表示することもできるという。これらはまさに標準装備したことによるメリットをいかんなく発揮したものだ。 |
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「簡単ツートップメニュー」によって抜きん出た使い勝手を実現したのも大きな魅力だ。このメニューはHDS600シリーズの昨年モデルより採用されたものだが、基本的な操作フィーリングはそのまま継承されながらも、細かな改良を加えることで一段と使いやすさが高められているのだ。 |
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「MENU」ボタンを押すとナビとAVボタンが左右均等に表示されるが、これはナビでもAVでも、どちらを操作するにも「MENU」ボタンから入るわかりやすさを狙ったもの。ナビとAVとで背景色もはっきりと分けており、それだけでも使いやすさはじゅうぶん伝わってくる。 |
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しかも、このメニューで表示されるアイコンはそれぞれ3つまでだが、アイコンは好みによって自由にカスタマイズできる。つまり、使う人によって使いやすさをアレンジできる楽しみも備えられているのだ。 |
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目的地を探す優れた検索能力も見逃せない。なかでも「まかせてサーチ」機能はキーワードをANDでつないで効率よく目的の施設が呼び出せる機能で、「ハイブリッド検索」を使えば検索した結果をさらに続けて絞り込んだり、目的に沿って並べ替えたりできるようになる。 |
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また、住所検索では「あかさたな」タグを利用することで、探している項目付近まで一気にジャンプすることも可能だ。これらは目的地を探すうえではっきりと実感できることだろう。地図表示でも大幅な改良点が見られる。2D表示では建物と道路をはっきりと見分けられるような配慮を加え、3D表示では手前に表示される建物を表示しないようにすることで地図としての見やすさを追求。 |
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さらに、ドライブシーンに応じて4つのマップデザインを選択できる“マップセレクト”は用途に応じて地図表示が変えられるため、ドライブ中の一瞬で地図の内容を把握するにはきわめて都合がよいともいえる。 |
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AV機能ではSDカードを使った『SD Link』に加え、新たに別売アダプターの追加でiPod再生にも対応。HDD MUSICでは最大4000曲が収録できるなど普及クラスとは思えない充実ぶりだ。まさに上級機に迫る高機能を手軽に楽しめるHDDナビといえるだろう。 |
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(会田肇) |
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商品の内容を知らないお客様には「価格が高い」と思われてしまいますが、「この値段で地上デジタルフル対応のチューナーが付いてます」などと説明をすると、「それならリーズナブルだね」といわれます。ナビとオーディオのメニューを左右で分割した簡単ツートップメニューは若い方から高齢者まで使いやすく、地図も見やすいです。 |
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