ボイスコントロール機能によって目的地を探し出せる。ショートカットとしても機能するので、操作の省略にも役立つ。認識率の高さも大きな特徴だ
キーワードを入力して一覧を表示した後でも、それらを絞り込むための機能が数多く用意されている。対象施設の最初の一文字から探したり、近い順やジャンル、エリアと絞り込み方法は多彩だ
最大200件もの目的地を登録することが可能。それらは好みの画像を使って登録しておくことができるので、ひと目で目的地が判別できる。もちろん、過去の履歴から探し出すことも可能だ
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正面から見た印象は「2DINサイズのほぼ全面」といってもいいほどのモニターが存在感をアピールしている。7型ワイドはもともと2DINサイズでは搭載が難しいといわれていたが、バックライトなどのスリム化が進み、この『MAX940HD』ではその技術をいち早く採用することでそれを実現したのだ。従来比でいえばわずか0.5型アップでしかないわけだが（前モデル・『MAX930HD』は6.5型ワイドだった）、実際に受ける印象はそれ以上に見える。とくに表示されるメニューアイコンはぐんと押しやすさを増しているし、とくに一覧で表示される項目を選ぶときは、その違いが実感できる。
また、あくまで右ハンドル車が対象ではあるが、L型に配置した各操作ボタンも、画面を横切らずに手もとに近い位置で扱えるという意味で評価できる。
表示は今までのモニターよりもコントラストが高まったのか、明るくメリハリがあってとても見やすい。今回は「スクエアビュー」と呼ばれる新表示機能をウリにしているが、そこで表示されるリアルな街並みも建物の凹凸までも鮮明に映し出す。実際の建物や看板を描くのは政令都市の主要交差点付近にとどまるが、そのリアル感は分岐点ガイドとしても大いに役立つことだろう。
本機で高く評価したいのは優れた検索機能だ。住所、電話、ジャンル、ハイウェイ検索に加え、4ヵ所まで使用頻度の高い検索カテゴリーが登録できる「マイリスト」は、検索方法がカスタマイズできる機能として評価できるもの。また、利用頻度の高いジャンルのみを登録し周辺検索が可能な「お好み最短検索」もじつに使い勝手がよい。検索対象を一覧で表示してから選べる多彩な絞り込み機能もよくできている。
CDの録音機能はCDDBによるタイトル付与が自動で行なわれ、それを生かして音声で聴きたい曲が呼び出せるのは本機ならではの便利機能。7型画面で見るDVDビデオは迫力が一段と増しているし、5.1chサラウンドへの発展にも対応するなど、AVセンターユニットとしての役割もじゅうぶん果たす。ビジュアル面でもオーディオ面でも一段と洗練さを増したHDDナビといえるだろう。
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