リアルタイムの交通情報を案内してくれるサービスとして、今やカーナビゲーションシステムには欠かせなくなったVICS。特に都市部でそのメリットを感じている方も多いと思うが、このサービスの残念なところは、FM波や光ビーコンなどから発信されるため、その情報が自車位置近辺の情報にとどまっていることだ。
そのため、たとえば県外の目的地に出掛ける時などは、とりあえずその近くまでクルマを走らせ、その付近でのVICS情報をもとに案内を受けることになる。そこまで道路がスムーズに走れたなら良いのだが、仮にカーナビゲーションシステムで案内された高速道路などのルートが工事や事故などで渋滞をしていた時は、その現場に近づかないと案内は行われない。なぜなら、出発前のFM多重やビーコンなどで得たVICS情報では、あくまで自車付近の交通情報しか案内されないからだ。
それに対して「インターナビ・プレミアムクラブ」が提供する「オンデマンドVICS」は、全国から集められたVICS情報をサーバーにおいておき、その情報を携帯電話を通じてリアルタイムにユーザーの下に届けられる。「インターナビ・プレミアムクラブ」機能が搭載されたホンダのカーナビゲーションシステムでは、その情報をもとに指定する目的地までのもっとも効率の良いルートを案内してくれるのだ。
たとえば、東京都内から成田までのルートを探索する場合、首都高速〜京葉道路〜東関東自動車道といったルート上で発生している交通状況をキャッチし、どのルートが一番速く成田まで到着できるかを案内する。
また、ドライブ中でも高速道路に入る前やインターチェンジ手前付近で最新情報に自動更新されるので、常に最適のルートで案内が受けられる。
「インターナビ・プレミアムクラブ」の「オンデマンドVICS」は、ルートを“距離”ではなく“時間”で探し出すことができる画期的サービスなのだ。
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