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インターナビ・プレミアムクラブ
プロフィール
音声認識対応のホンダ純正ナビと、クルマ向けの情報ネットワークサービスを基盤とした情報提供サービスである。最大の注目点はVICSと独自に集めた交通状況を総合的に判断して効率のよいルート案内を会員に提供可能としていることだ。しかも、これらの蓄積された過去の膨大な交通情報とリアルタイムのVICS情報を加えるなどして、ドライブ時間の経過による交通状況の変化に対しても総合的に判断して最適なルートを案内する「渋滞予測情報」までも提供している。

また、この秋に登場したレジェンドでは目的地までの気象情報も同時に提供される「インターナビウェザー」や車線別の所要時間情報を提供。突然のアクシデントにもオペレーターが速やかに対応する「QQコール」サービスも見逃せない。気になる利用料だが、インターナビ・プレミアムクラブはその費用がいっさい発生しない（通信料を除く）。 		　 　
ナビ用データについても最初3年目までHDDなら1回、DVDナビでは3回の無料更新を行なってくれるのだ。また、ディーラーオプション用ナビでは初めて、インターナビ・プレミアムクラブに対応したギャザズ・HDDナビ「VXH-051MCVi」も12月より発売されることになっている。

レジェンドに搭載されたHonda HDDインターナビシステム+プログレッシブコマンダーは従来にも増してコマンダーの動きがよくなり、操作性は大幅に向上した。ディーラーオプション用ナビとして初めてインターナビ・プレミアムクラブに対応したHDDナビ・VXH-051MCVi（30万9750円・税込）は、ボタンを極力減らしたフラットフェイスにより、操作性とデザインのメリットを高次元でマッチさせている。
2DINサイズのHondaユーザーに対応したギャザスブランド、インターナビ対応HDDカーナビ。20GB、7インチ・タッチパネルタイプの大画面とDVD＆MP3などのデジタルオーディオ再生など多彩な機能を合わせもつ
Feature1


実線で描かれているのがVICSセンターから提供されているお馴染みの交通情報。それに対して破線で表示されているのが「プレミアムメンバーズVICS」による情報だ 		　


いったん、目的地までのルートを探索した後、センターにアクセスして目的地方面のVICS情報と天気情報のダウンロードを行なう。これによって、最適なルートが表示されるのだ 		　 カーナビの地図上に表示される交通情報。これらは基本的にVICSによる提供に基づくものだが、じつはVICS情報未提供の道路でも実際には便利、かつスムーズな道も数多い。さらに、VICS情報の提供予定路線であっても、現時点で情報が提供されていない路線もある。

そんななかで、より高精度な最短ルート案内の実現を目指し、それらの道路の交通状況を、インターナビ・プレミアムクラブ会員のクルマそのものをセンサーにして収集。そのデータをメンバー間で相互に提供し合い活用するサービスが「プレミアムメンバーズVICS」である。現在会員数は16万にもおよび、蓄積された対象道路は1600万kmにまでなるという。

そして、インターナビ・プレミアムクラブでは、これらのデータとリアルタイムのVICS情報、さらには独自のアルゴリズムを加えた「渋滞予測情報」も提供している。これによって、ドライブ途中で刻々と変化する交通状況にも即座に対応し、目的地までの最適なルート案内を可能としたのだ。
Feature2


画面上では少々わかりにくいが、浦安市から習志野市付近を中心に降水があることを表示している。これ以外にも大雨、大雪、雷、津波のエリアも瞬時にわかるようになっている 		　


時間ごとの天気予報情報も画面上で確認でき、これは目的地などの場所を指定して表示することもできる。交通情報を取得時に合わせて天気情報も得られるのも便利だ 		　 ドライブに欠かせない情報、それが気象情報である。インターナビ・プレミアムクラブの最新バージョン（レジェンド、およびギャザズ・HDDナビ「VXH-051MCVi」）では、インターナビVICSから道路交通情報を入手する際に、目的地までの気象情報も同時に取得する。大雨、大雪、雷、津波のエリアも瞬時にわかるようになっており、それらは地図上に重ね合わせて表示することが可能。台風についても予想進路図が割り込み画面で表示される。しかも、このデータは日本気象協会より提供されているデータに基づいているだけでなく、24時間にわたって提供されるということで、情報の精度、鮮度ともにじゅうぶんな内容といえるだろう。

なかでも便利に思えるのが、ドライブ出発前の目的地セットすると同時に、目的地方向の気象事情を取得して音声で案内されること。自車位置が気象注意エリアに侵入すると、音声で注意を促したりもする。これまでは現地に行ってみなければ天気状況はわからないということが多かったが、インターナビ・プレミアムクラブであればこういった心配もなくなるってワケだ。
Feature3


レジェンドでは警告灯の表示を具体的に画面で案内する機能を備えている。もし、この内容がわからないときや不安なときは、右側の「QQコール」ボタンを押してその対応を尋ねるのもひとつの方法だ 		　


「QQコール」センターに接続してオペレータと会話しているときの画面。現在位置は8桁のマップコードを読み上げてオペレーターに伝えるか、メニュー上の「マップコード読み上げ」を押すだけで伝わる仕組み 		　 ドライブに出掛ければ、突然、予想もしなかったアクシデントに遭遇することはじゅうぶん考えられる。そんなとき、電話一本で適切なアシストを行なってもらえるサービスがインターナビ・プレミアムクラブの『QQコール』である。

日本全国24時間365日、ワンタッチ操作でコールセンターへつながり、クルマに関する相談から、運転中の不意のトラブルまで、その内容に応じた対応を適切に行なってくれるのだ。現在付近の病院などを探したいときも、カーナビ画面上に表示されたマップコードを読み上げるだけで、その位置に応じた付近の病院の適切な案内を行なったりもする。

また、トラブルが発生して走行が不可能な場合は、ロードサービスなどを迅速に派遣する手続きを取り、Honda車を熟知したHonda指定サービス工場での純正部品による修理で対応。さらに、登録車両が走行不可能と判断され、Honda指定サービス工場にけん引した場合、交通機関やホテルなどを手配してその費用を負担してくれるのだ。これはインターナビ・プレミアムクラブだけのサービス。なお、「QQコール」はエリシオン VG,VX,VZ、レジェンドにはナビとセットで「QQコール3年間標準付帯」が標準装備となっている。
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