アゼストカーナビならではの、おすすめコースドライブ1000。テーマやキーワードなどを設定すれば、それにあったドライブコースをリストアップしてくれる。経由地の追加などコースアレンジも可能
AV機能のファンクション切り替え。DVDビデオ/CD、MD、FM/AM、TVのメディアに対応しているほか、音楽CDをHDDにリッピングできるミュージックキャッチャーやメモリースティックに保存した圧縮音楽も楽しめる
モニタースロープ式の2DIN一体AVナビでは市販初の7型ワイドモニターを搭載。操作パネルを逆L字形に配置しフレームを薄く設計したことで実現した。モニターはタッチパネルで操作性良好
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つい最近、量販店に行き、カーナビコーナーに足を向けてみた。ズラリと並ぶ2DIN一体ナビの中で、真っ先に目に付いたのがアゼストMAX940HDだ。やはり画面の大きさは重要。とくにDVDビデオはできるだけ大きな画面で見たいワケで、わずか0.5インチでもその差は大きい。もちろんインダッシュタイプのモニターなら7型ワイドが一般的だが、インパネにすっきりと7型ワイドモニター付きのAVナビを組み込めるところに意味がある。
アゼストナビの持ち味は、ほかとは異なるロジックを使った検索機能にある。通常、ジャンル検索は、ジャンルを指定したあとに県名を入力して……という手順で進むのだが、まず立ち止まるのがここ。周辺検索の項目にないジャンルの施設が今いる場所の近くにないか探したいときも住所を入力する必要があるし、探したい施設の住所を知らない場合だって多い。ところがアゼストのナビは470ジャンル、370万件のデータすべてで周辺検索が可能。また50音検索でリストアップされた施設を近い順に並べ替えたり、エリアで絞り込んだりできるハイパーデータリンクサーチで、目的の施設を探しやすいのだ。この便利さは長く使い込むほどに実感できるものだ。
駐車場リレー検索も便利。目的地に駐車場がない場合は、その近くの駐車場を探す必要があるが、アゼストナビならそれが簡単にできる。しかも目指した駐車場が満車だったことも考えて最大10件まで駐車場をリストアップしてくれるし、本来の目的地と駐車場との位置関係を地図上で確認できる気の利きよう。駐車場データにパーキングメーターまで含まれているのも、都内などの都市部では役立つ。
おすすめコースドライブ1000は、明確な目的がなく「どこかへドライブに行きたいなぁ」と思い立ったときに役立つ。テーマやキーワードなどの条件を指定すれば、その条件に合ったコースがリストアップできる。数カ所の立ち寄り先を経由するコースは、JTBがおすすめするもの。旅先で観光スポットを見て回りたいときにも、いちいちガイドブックを見ながらその都度、目的地を設定する必要がないし、どうしても行きたい場所があるときは、立ち寄り先を増やしたり、コースのアレンジもできて、観光ドライブのときは、ボクも活用している。
スクエアビューは窓の外に見える景色を、ビルの形や色までリアルに画面に再現する機能。全国12都市の中心部で、この表示が可能だ。また通常の3D地図では、空に星座を表示するスターライトクルーズという機能も。検索ジャンルに含まれるおすすめグルメを含めて、けっしてキラーコンテンツではないが、女の子ウケのいい機能である。
AV一体ナビだから、いい音で音楽を楽しむために、せめてスピーカーくらいは市販品に替えたいところだが、カーナビに30万円以上で、しかもスピーカーまでともなると、懐に響く。しかしアゼストなら、他社のナビを買う予算で、スピーカーの交換まで可能。AVナビをAVまで含めて使いこなすのに、おサイフに優しいナビといえる。（石田功）
※動画で紹介されるバックカメラ(CC2010AA)は25,200円（税込）の別売品です。
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