(1)道路の左上に交差点を示す看板が出現すると、その直後にナビ画面でも同じ看板が出てくる。
(2)複雑な都市高速の入り口ランプの運転席視点と詳細なイラスト案内を比べる。

■都市高速入り口が事前にイラスト表示
高精度な測位を行ったあと、つぎに重要になってくるのが正確なルート案内情報である。カーナビにとって、いかにわかりやすいルート案内を行うかは基本中の基本。分岐点での案内を行うのは当然のことだが、できることなら事前にその情報が伝えられることが望ましい。

本機ではこうした案内について、実際の状況をカーナビ上で表現し、これによってより具体的な案内を実現している。そのひとつが、都市高速入り口をイラスト表示する「高速道路ランプ表示」。

都市高速の入口というのは意外にその存在がわかりにくく、つい見落としてしまうこともしばしば。そこで、本機ではそのようすをイラストによって表現することで、都市高速へのルートをより具体的に案内することとしたのだ。

■交差点700m手前でレーン情報を表示した
もうひとつが方面案内看板の表示。これは全国主要国道の道路上に表示されている方面案内標識をそのままカーナビ上に表示し、その中で適切な案内を行おうというもの。

具体的には、ルート設定の有無にかかわらず、通過交差点300m手前になるとその交差点名とこの方面案内表示を行い、ルート設定時には案内地点の700m手前から交差点名、方面案内、さらには直進／右左折のレーン情報を表示する。しかも方面案内看板は進むべき方向を色塗りして表示するといったきめ細かな対応を行っている。

これらはすべてHDD内に蓄積された膨大なデータから引き出されたもの。このように実際の状況に即した案内を実現することで、初めてのルートでも安心度の高いドライブが約束されるのだ。

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