■立体交差も描画する
いま見ている街並みが、そのままカーナビゲーションの中で再現されている。そんなリアル感を提供してくれるのが、カロッツェリアのHDDサイバーナビである。その魅力は、街の施設や店舗、複雑に入り組んだ道路や地形までもリアルに再現し、その上、進むべき道の情報までをさまざまな表現で描写することにある。
そのひとつ、「ドライバーズビュー」では道路上の立体交差点までリアルに表現し、分岐点を正確に伝える(東京/名古屋/大阪地区が対象)。この分岐点案内では、実際の分岐点位置と正確に一致するため、曲がるポイントを正確につかむことができる。今までは「まもなく」としていたところが、「右です」といった案内が受けられる。
たとえば、東京から福岡あたりまでを探索したとした場合、その距離は1200km以上にも及ぶが、このルートを1秒未満で探索してしまう。一般にカーナビゲーションがルート探索を行う場合、一般道よりも高速道路を経由した方が探索に要する時間は短くて済むといわれる。これは一般道の分岐点が高速道路よりもはるかに多く、その分だけ処理に時間がかかるためなのだ。
つぎに立体的な建物を表示するスカイシティマップでは、ビルのひとつひとつをていねいに描き出し、公園の緑や水なども表現している。立体表示する建物の件数も大幅に増やされ、街並みの表現力はさらに高められた。
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