京都市営地下鉄「1日5万人増客」2年早く達成

鉄道 行政
京都市営地下鉄は増客目標を2年前倒しで達成した。
  • 京都市営地下鉄は増客目標を2年前倒しで達成した。
  • 地下鉄の1日あたり利用者数。2009年度以降は一環して増え続けている。

京都市交通局は5月26日、2016年度の地下鉄・バス利用者数が過去最高の2015年度をさらに上回ったと発表した。京都市営地下鉄は増客目標を2年早く達成した。

発表によると、1日あたりの利用者数(速報値)は地下鉄・バスの合計が74万2000人で、2015年度を1万7000人上回った。このうち地下鉄は37万9000人だった。

京都市は2010年3月、地下鉄の経営悪化を受けて健全化計画を策定。2018年度をめどに、1日あたりの利用者数を2009年度(32万7000人)より5万人増やすことを目指すとしていた。今回、2年早く目標値を2000人上回った。

2009年度に比べ、定期券の利用者は1日あたり2万人(15.9%)増加。定期券以外の利用者も3万2000人(18.5%)増えた。交通局は地下鉄を中心にしたまちづくりや、若手職員による増客プロジェクトの推進などで利用者が増えたとしている。

市営バスの利用者も増え続けており、2009年度との比較では定期利用が1万8000人(26.3%)の増加。定期券以外の利用者も3万4000人(19.8%)増えた。

地下鉄の増客目標を2年早く達成したことから、交通局は新たな目標を設定。3年後の2019年度までに、1日あたりの地下鉄・バス利用者数を80万人にすることを目指す。交通局は「100万人の市民の皆様が、毎月、地下鉄や市バスをあと2回多く御利用いただくことで、1日当たりのお客様数80万人が達成できます」としている。

《草町義和》

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