■どこでも使えるマイドライブネット対応機能
スケジュール確認は、いつでもどこでも行えることが理想。しかしどうしても、パソコンをはじめカーナビや携帯電話など、データが分散しがちだった。これでは、どれが最新の情報か分からなくなってしまう。そこで本機には、スケジュール管理を専用サーバー内で行える新機能を備え、この内容を全端末でシンクロできるようにした。
しかもこのPIM機能は、スケジュールの予定時刻に近づくと、サーバーから携帯電話へアラートメールを送信してくれる。スケジュールが変更になった場合には、携帯電話から新しい予定を書き込めば自動的にサーバー側のデータも書き換えられるため、すべての端末で同じスケジュールを確認することが可能だ。
■クルマを降りた後は携帯が案内
そして極めつけが、目的地までの案内を、カーナビから普段使っている携帯電話へシームレスに引き継げる機能だ。携帯電話に案内してくれる内容は、駐車場から目的地まで歩いてどのように行けばいいかといった道順のほか、電車を使った行き方までをサポートしている。途中までクルマで出掛け、その後電車を乗り継いで目的地まで行く場合などで便利に使える機能だ。電車を使う場合は、列車情報検索ソフトの定番「乗換案内」(月額300円が必要)を使って案内してくれる。
テストでは、パソコンでスケジュールを入力し、カーナビと携帯電話で内容を確認してみた。どこにいてもサーバーにアクセスできるというメリットは、頭で理解している以上にありがたいものだった。これまでとは完全に異なるカーナビと携帯電話の組み合わせが、新たなカーナビゲーションの可能性を提案したのである。
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