■この画像を高精細表示するモニター
これだけの高解像度画像の地図は、やはりそれなりのモニターでみたいものだ。本機の液晶ディスプレイはVGA表示に対応。画素数は約115万2000画素で、これは一般的なカーナビに搭載されているモニターの約4倍にも及ぶ。イコノス画像だけでなく地図データに収録された道路形状やランドマーク、文字フォントなども鮮明に表示することが可能だ。
また映像処理用チップもイコノス画像のスクロールや回転に耐えられるスペックで、詳細な画像をスムーズに動かすことができた。
実際にサテライトショットを見ると、普通の地図とは次元の違うリアルさに驚く。建物の形状はもちろん、道路の起伏や緩やかな斜面も、まるで「肉眼で見ている」かのように鮮なのだ。さらに驚くのが、この画像の上にルートを引き案内まで行えること。案内中は推奨ルートが画像上に表示され、車線ガイドや分岐点拡大図も表示できる。しかもこの画像でヘディングアップが可能。交差点を左折すると、グリグリと衛星画像が回転する。
これだけの処理ができるのも、HDDナビならではのメリットだろう。HDD、映像処理用チップ、そしてVGA液晶ディスプレイ。これは現時点で最強のビジュアルコンビネーションだ。
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