■メモリーカードとUSB接続で
さまざまなデータを取り込んで、プログラムをバージョンアップできるのも本機の大きな特徴だ。データの取り込みはSDメモリーカードを使う方法と、本体をパソコンにつなげる方法の2種類がある。パソコンにつなげる場合は本体をクルマから取り外し、別売のUSBケーブルを使って自宅のパソコンにつなげればOKだ。
テストでは、SDカードを利用して企業ランドマークデータをアップデートしてみた。まず自宅のパソコンで、HD-navi専用のダウンロードサイトにアクセス。必要な最新データをダウンロードし、そのプログラムをSDカードに保存する。このSDカードを本機に挿入しデータを書き換えると、地図上に表示されるランドマークが最新のものに無事変更された。ただ、書き換えたデータは検索データとしては利用できないのが残念だった。
そのほか昭文社のサイト「Super Mapple Digital World」からも、ドライブスポット情報をダウンロードしてみた。まずこのサイトにパソコンでアクセス。次にサイト上で気に入ったスポットを選び、SDカードに保存する。地点データの入ったそのカードを本機に挿入しHDDに書き込むだけで、目的地として設定できるようになった。
そのほかエンタテインメント的な機能として、最大200曲が収録できる「ミュージックタンク」も用意されている。パソコンで作成したMP3ファイルを、HDD上にUSBケーブルで転送するこが可能だ。音声出力はFMトランスミッターを利用してFMラジオへ飛ばすこともできる。
このように本機は、SDカードとUSBケーブルによる多彩な連携を実現している。買った後でも、できるだけ最新の情報が活用できるよう、さまざまな手段が用意されているのだ。
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