(1)50音入力やメニュー選択といった、タッチパネルの快適性をテストし、リモコン操作からのアドバンテージを確認。

■初心者でも使いこなせるタッチパネル
カーナビゲーションを買うときに多くの人が悩むこととしてあるのが、本当に使いこなせるのかどうか、ってことだ。決して安い買い物ではないだけにこの辺りは結構切実な部分ではある。そこでその操作方法として推奨できるのがタッチパネル機能だ。

具体的にどんな機能なのかというと、それは銀行の現金預入機（ATM）に見ることができる。ほとんどのATMでは各操作が画面上に表示されるアイコンにタッチするだけで操作ができるこの方式を採用している。見たままに希望のアイコンに触れるだけで済むことからスピーディな操作ができるし、何よりも対話式となっていることで操作がわかりやすいというメリットも備える。

■操作の流れもシンプル
本機はこのタッチパネル機能を採用して、誰でもすぐに使いこなせる優れた操作環境を実現しているのだ。それは使ってみるとすぐにわかる。6.5型ワイドのやや小振りの画面ながら、大きめのアイコンによって誤操作が少ない設計となっているし、その反応も素晴らしく良い。

アイコンに触れた瞬間に次のメニュー画面が表示され、アッという間に設定を終えることができるのだ。これは50音入力や電話番号入力でその特長はいかんなく発揮される。しかも、本機では目的地設定と各設定を行うメニューとを別メニューとしているので、操作の流れがシンプルでとてもわかりやすい。

■指でなぞるだけのグラフィックEQ設定
これならカーナビゲーション初心者でも十分使いこなせるはずだ。また、この機能はカーナビゲーションだけでなく、搭載しているカーAVでも活かされている。たとえば音質を調整するEQは画面上で好みの波形をなぞるだけで各バンドを一斉にセットできるし、ベストポジションが設定できるDSPも希望ポジションを順送りすることなく一発で設定できる。「マルチチャンネルビュー」でTVも8画面から一発で設定可能だ。このタッチパネルこそ、わかりやすさを重視したAVNコンセプトにかなう最適な機能と言えるだろう。

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