(1)CD、DVD、MDと、3デッキをもつ本機のプレーヤー機能をフルテストし、MP3のタイトル一覧表示も確認した。

■DVDナビ／ビデオ・CD・MDの3デッキ搭載
長時間にわたってドライブをしていれば、音楽も聴きたくなるし、たまには休憩して好きな映画やコンサートの映像を楽しんでみたりしたくなる。本機にはこうしたドライバーの要求に対して、DVDナビを利用しながらCDやMDなどのディスクを再生し、その上、DVDナビドライブではDVDビデオの再生も可能となるカーAVとしての機能が備えられている。

つまり、上からCDデッキ、真ん中がDVDナビ／DVDビデオ用デッキ、一番下がMDデッキと、3デッキを2DINという限られたサイズの中に一体収納してしまっているのだ。しかもCDデッキはCD-R/RWはもちろんMP3の再生にも対応したため、1枚のディスクを使って何と約100曲ものお気に入りミュージックが楽しむことが可能だ。さらにMDは最大で320分もの長時間再生が可能なMDLPにも対応するなど、これまでだったらチェンジャーシステムが必要となる長時間再生も、一枚のディスクで十分対応可能となったのだ。

■きめ細かい「AVN」の配慮
DVDビデオはディスクを挿入するだけで特別な操作なしに自動的にナビからモードが切り替わる。再生音は2chステレオの4スピーカー対応となるが、50W×4chのハイパワーアンプを搭載したことで迫力あるサウンドが楽しめるのもいい。

また、このサウンドに関しては、グラフィックEQによって好みの音質に調整できたり、聴く位置に合わせたベストポジションも画面を指でなぞるだけで一発で設定が可能。こうしたカーナビゲーション＋カーAVの一体化は、イクリプスが1997年にAVNを開発し、実現してきたコンセプトでもある。AVNを隅々まで知り尽くしたイクリプスだからこそ、こうしたきめ細かな対応が可能となったのだ。

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