(1)VGA表示の3D地図を表示させ、細部まで画質をチェックする。

■16:9のワイドVGA採用
画面を通じて様々な情報を伝えるカーナビゲーション。最近は都市の景観までも描くのが一般的になり、そうなるといかに画面上で忠実度の高い描画を実現するかがとても重要になってくる。そこで登場したのが、本機でも採用している高精細表示を実現するVGA液晶モニターだ。

やや横長となる16:9の比率を持つ『ワイドVGA』を採用。これにより、一般的なカーナビゲーションが使うEGAの約4倍になる画素数115万2000画素という超緻密な表示を実現することとなり、これは最新のノートブックパソコンに多く搭載されるモニター並のハイクォリティを確保している。

■滑らかなグラデーション、クッキリ文字
このEGAとVGAの差は一目瞭然。3Dで市街地図表示を表す「ハイパーバーチャタウンマップ」では、立体ビルを透過表示して、建物に隠れた道路や施設までもしっかりと把握することが可能だ。透過表示したビルの屋上付近からは施設名称をポップアップして表示させることもできる。その表現力はどれをとっても高いクォリティを感じさせるものだ。表現力の高さを表すグラデーションはかつてないほど滑らかな表示を実現しているし、文字に至ってはクッキリと表示させることで表現力は一段と豊かになっている。

■TV番組は8チャンネル同時に表示
さらに本機ではこの表示能力を活かした多彩な表示も可能にした。画面サイズは6.5型ワイドとなっているものの、衛星写真とナビをリンクさせたり、画面を分割することで異なる情報を同時に表示できるマルチウィンドウ、そしてTVの8画面表示を実現するマルチチャンネルビューなど、その表示は実に多彩だ。また、本機ではデジカメなどで撮影した画像をCD-Rなどを通じて壁紙としてダウンロードすることもできる。ここまで多彩な表示を生かせるのも、まさにVGAを採用したからに他ならない。

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