(1)VGAを活かした衛生写真の上を案内する機能をテストし、使い勝手を確認した。

■実写の地図上をナビゲーション
究極の地図表示、それは実写の映像の上を案内する方法ではないだろうか。これならば道幅も建物が建つ場所までも正確そのものだし、なによりもデータの間違いがない。ところが、実際には細かなところで表示がつぶれたりしてカーナビゲーションの画面ではうまく再現できないものなのだ。

ところが本機はVGA表示に対応した液晶モニターを採用している。これを活かして、かつてないリアルな表示によって位置情報を正確に表示してみようと採用されたのが、衛星で撮影した画像データを表示させる方法である。

■全国の地図データは2枚のDVDに
この衛星画像は『IKONOS』と呼ばれる日本スペースイメージング社が提供する衛星画像データ。これまでなら何かとわかりにくい立体交差ジャンクションや街並みの様子を、実画像によってリアルに表示できるのだ。

自車位置はカーソルによって画面上で表示し、走行に応じて画面上を移動させることも可能。さらに駐車場などの施設はランドマークによって正確にその位置を表示することも可能となっている。実写画像だけに周囲の建物の様子もはっきりと把握できるので、ロケーションの確認などでは大いにその能力を発揮することになる。

この画像データは東日本版・西日本版の2枚のDVDに収録し、その収録エリアは全国主要８大都市（東日本版：東京23区、横浜市、川崎市／西日本版：名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、福岡市）が対象。

■「イコノス」ボタンで一発表示
このデータを表示させ方はとても簡単で、対象エリアになると画面下に「イコノス」のボタンが表れるので、これを押すだけでワンタッチで自車位置付近の「広域」衛星写真画像が表示される。「詳細」ボタンを選べばより詳細なスケールで表示することも可能となるのだ。

また、目的地までのルートを探索した際には「目的地情報」ボタンを押したり、探索ルート結果一覧で表示される「IC」アイコン上からもその周辺の衛星画像を表示することもできる。

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