(1)3つ先の交差点まで表示する「ベストレーンガイド」を試した。3車線など幅の広い道路でも、安心して走行できる。

■最大3つ先の交差点情報を案内するベストレーンガイド
通信機能ばかりが目立つ『HDD555』シリーズだが、カーナビゲーションとしての機能も大幅に向上している。今回、新たに加わった機能の一つに「ベストレーンガイド」があるが、これは最大3つ先の交差点まで、常に適切なレーン案内を行うことで初めてのルートであっても迷わずに走行できるというものだ。

画面の右半分に各交差点の情報がくまなく表示され、車線ガイドの必要なところは走行すべきレーンを具体的に案内している。そして、分岐しなければならない交差点の手前300mになるとその表示は交差点拡大図へと切り替わり、その交差点での適切なレーンガイドはその上に表示されるといった具合だ。

■音声誘導もトップクラス
音声での案内も行われ、その誘導のわかりやすさは数あるカーナビゲーション中でもトップクラスと言っていいものだ。また、これ以外の機能として、探索したルートに沿ってスクロールし、ルート上にある交差点、渋滞個所など道路状況を事前に知ることができる「オンルートインフォメーション」も新搭載されている。

■3Dジャイロ＆センサーで高さ判断
そして、測位精度を高める対応を行っているのもHDD555シリーズの特長だ。その一例がクルマの上下動も検知し、高架道なども高精度な判断を実現する「3Dジャイロ＆センサー」の搭載だ。都市高速は一般道の上を高架道として並行して作られていることが多く、この移動を行った場合にはその認識力が重要となる。本機はこうした状況でも自動的にそれを判別する能力をはじめて持たせることとなったのだ。カーナビゲーションとしての基本機能の充実も本機の大きな魅力なのだ。

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