(1)レストランの場所を携帯とナビをシンクロすることで携帯電話に切り出す。駐車場からレストランまでの案内を携帯にさせてみた。

■ナビから携帯電話へ引き継ぎ歩行ルート案内
年を重ねるごとにその機能が向上しているカーナビゲーションだが、残念なことにこれまではクルマを降りてからの案内までは対応し切れていなかった。そんな状況の中、アルパインの『HDD555』シリーズは、ナビから携帯電話へ目的地データを引き継いで、歩きながらのルート案内も継続させるという画期的な機能をカーナビゲーションで初めて搭載した。

■クルマから目的地までは乗車列車の案内も
それは、単に駐車場から目的地までの徒歩での案内にとどまらず、途中までクルマで出掛け、電車を乗り継いで目的地まで到着するといった案内にまで対応している。しかも電車を利用するときは列車情報検索ソフトの定番である「乗換案内」を利用しての案内を行うものとなっているのだ。

具体的には、駐車場から駅までのルートを携帯電話に表示した地図を使って案内し、そこからは乗換案内の情報に基づいて目的地近くの駅まで乗り継ぎ、さらに目的地までのルートを徒歩やバスなどの利用に応じて案内するといった形となる。使い方も実に簡単で、携帯電話の目的地データをナビに読み込ませた後、ワンタッチでルート探索までを完了。まさにカーナビとデータがリモコンのボタンひとつで完全シンクロすることができるというわけである

■スケジュールも一発シンクロ
また、PCや携帯で入力したスケジュールやメモを、リモコンボタンで一発でシンクロすることもできる。携帯電話経由で目的地データをナビに読み込み、ワンタッチでルート探索まで完了するといった、カーナビゲーションとデータがリモコンのボタンひとつで完全シンクロする新たな利用方法を生み出している。なお、このサービスを受けるには毎月300円（税別）と通信料がかかるが、これまでとはまるで異なったカーナビゲーションと携帯電話の組み合わせが、新たなカーナビゲーションの利用法を提案してくれるのだ。

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