「中古車って現金で購入するの?」
「中古車でも高い買い物だから失敗したくない…」
「中古車購入を検討してから納車までの流れは?」
中古車を購入する際には多くの確認すべきポイントや、契約時の面倒な書類の手続きがあります。
初めて中古車を購入する人の多くは、どのような手順を踏めば良いのか分からず不安に感じているでしょう。
しかししっかりと流れを押さえておけば、迷わずスムーズに自分の希望に合った中古車を購入できます。
ただし中古車の選び方も知っておかないと、余計な費用がかかったり、メンテナンス状況の悪い車を購入してしまったりするかもしれません。
今回は中古車購入の基本的な流れや必要書類、失敗しない中古車選びのポイントを解説します。
この記事を読めば中古車購入の流れが分かり、損をせずに欲しい車が手に入るでしょう。
中古車を購入する流れ
中古車を購入する流れは下記の10ステップです。
事前にしっかり押さえておけば手続きに手間取ったり、乗りたい日までに車が手に入らなかったりする心配はないでしょう。
それぞれのステップごとに詳しく解説します。
①予算を決める
まずは中古車を購入する予算を決めましょう。
初めての人は本体の購入費用だけを見てしまいがちですが、車の維持には下記のようなランニングコストもかかります。
- ガソリン代
- 保険料
- メンテナンス費用
- 車検費用
- 税金
たとえば毎年かかる自動車税や2年ごとの車検費用は、普通自動車と軽自動車で大きく異なるので注意が必要です。
そのため、車の種類ごとのランニングコストまで考慮して予算を決めなければいけません。
なおローンを組む場合は車本体の購入費用がかかりません(※)が、利息を含んだ月々の返済額が発生します。
※月々の返済額を減らすために、購入費用の一部を頭金として支払うケースも多いです。
ランニングコストとローンの返済額を合算して、無理のない範囲で予算を決定しましょう。
なお詳しい費用感については、この後「中古車購入で車体以外にかかる諸費用」で解説しています。
②購入する車を決める
予算が決まったら、次に購入する中古車の車種を決めていきます。
下記の条件をチェックして、自分の目的に合う車種を絞り込んでいきましょう。
- 燃費
- メーカー
- 乗車人数
- 車内の広さ
- トランクの積載量
特に燃費はランニングコストに大きくかかわるので、しっかりチェックしておくのがおすすめです。
なお中古車の在庫は常に変動するため、希望の車種がなかなか見つからない場合もあります。
条件に合う車種の候補をいくつか探しておくと良いでしょう。
③店舗に連絡する
車種が決まったら中古車販売店に連絡し、その車種の在庫があるか確認してみてください。
複数の店舗に連絡しながら、概算の価格を聞いておくのがおすすめです。
予算内で購入できそうな価格を伝えてきた店舗を選び、予約を取って訪問しましょう。
④店舗で現物を確認する
店舗に行ったら実際に車の現物を確認します。
中古車は前の人の使った跡が残っている可能性があるので、下記の点をチェックしてみてください。
- 目立った傷・へこみはないか
- 塗装のはげはないか
- シートは破れていないか
- 車内がタバコ臭くないか
エンジンをかけて試乗させてもらえる場合は、下記の点も確認しておきましょう。
- 走行音はうるさくないか
- 車内の振動がひどくないか
- エアコンはしっかり動くか
思っていたより乗り心地が悪い場合や、見た目がきれいでも隠れた欠陥が見つかる場合があります。
スタッフに「乗ってみますか?」と提案されなくても、自分から試乗できないか相談してみるのがおすすめです。
⑤総額や保証などを確認する
現物と同時に総額や保証などを確認しましょう。
インターネット上の広告や店頭で表示されている価格は「車両本体価格」のため、税金や整備代などが含まれていません。
下記のようなすべての費用を含んだ総額の見積書を出してもらい、予算どおりに購入できるか確認してみてください。
画像引用元:日興ビジネス
※見積書のレイアウトや記載内容は、販売店によって異なる場合があります。
見積書に保証の記載がなかったら、部品の交換・修理工賃が無料になる「中古車保証」をつけてもらえるか確認しましょう。
中古車はパーツの消耗・劣化があり新車よりも不具合が起きる可能性が高いため、最低でも半年程度の保証があると安心です。
ただし「エンジンしか保証しない」など保証範囲が制限されている場合もあるので、内容はしっかりと確認しておいてください。
⑥必要書類を集める
見積書の内容に問題がなければ、契約に進むために必要書類を集めます。
必要書類は普通自動車と軽自動車で異なるので注意が必要です。
普通自動車・軽自動車それぞれの必要書類は、このあと「中古車購入の必要書類・必要な物」で詳しく解説します。
⑦契約手続きをする
書類が揃ったら契約手続きに移ります。
契約書には下記の内容が記載されているので、必ず相違や不明点がないかしっかりと確認してからサインや捺印をしましょう。
- 総額
- 納車日
- 保証内容
- 支払い方法
実際に店舗に出向いて購入する中古車はクーリングオフの対象外となるため、契約書にサインや捺印をした後のキャンセルはできません。
契約書の内容に少しでも分からない点があれば、必ずサインや捺印をする前に聞いておいてください。
⑧支払いをする
契約が完了したら、下記3つの方法のいずれかで代金を支払います。
- 一括払い
- 銀行マイカーローン
- ディーラー・販売店マイカーローン
一括払いの場合は銀行振り込み、各種ローンの場合は口座引き落としが一般的です。
店頭に大金を持ち込む必要はないので、安心して手続きを進めましょう。
⑨任意保険に加入する
中古車購入時に強制加入する「自賠責保険」のほかに、任意保険にも加入しておきましょう。
任意保険では事故が起きた際、自賠責保険には含まれない下記のお金を補償してくれます。
- 対人賠償:相手を死亡・ケガさせてしまったときの補償
- 対物賠償:相手の車や公共物などを壊してしまったときの補償
- 人身傷害:自分や搭乗者が死亡・ケガしてしまったときの補償
- 車両保険:自分の車が壊れてしまったときの補償
万が一任意保険に加入せず大きな損害を与える事故を起こしてしまった場合、賠償額の自己負担が1億円を超えてしまうケースも。
取り返しのつかないことにならないよう、しっかりと任意保険に加入しておいてください。
なお乗り換えの場合は、すでに加入している任意保険の継続も可能です。
⑩納車される
お金を払い終えたら、指定日に購入店へ車を取りに行きましょう。
販売店によっては、自宅まで車を届けてくれる場合もあります。
納車時には念のため下記の点をチェックし、契約内容と現物に異なる点がないか確認してください。
- 契約前になかった傷や汚れがついていないか
- エンジン音やエアコンの動作に違和感はないか
- オプションパーツが装着されているか
万が一何らかの問題があった場合、すぐに購入店へ連絡して修理してもらいましょう。
ただし中古車保証をつけていなかった場合、無償での修理対応をしてくれない可能性があります。
納車後に大きな損をするのを避けるため、中古車保証はしっかりつけておくのがおすすめです。
中古車購入の必要書類・必要な物
中古車購入に必要な書類や物を、車の種類別に解説します。
普通自動車と軽自動車で用意するものが異なるので、しっかり押さえて早めに用意しておきましょう。
普通車購入の必要書類
普通車を購入する際に必要な書類・物は下記のとおりです。
必要な書類・物 | 取得場所 |
---|---|
実印 | 自分で持っている |
印鑑登録書 | 市区町村役場 |
車庫証明書 | 車庫の場所を管轄する警察署(※) |
委任状 | 販売店が用意 |
車検証(自動車検査証) | 販売店が用意 |
自賠責保険証明書 | 販売店が用意 |
車を保管する車庫の場所を証明する「車庫証明書」は取得手続きが面倒なため、販売店に手数料を支払い代行してもらうのがおすすめです。
車庫証明書の取得を代行してもらう場合は、印鑑登録書のみ役場で取得してこなければいけないので注意しましょう。
軽自動車購入の必要書類
軽自動車を購入する際に必要な書類・物は下記のとおりです。
必要な書類・物 | 取得場所 |
---|---|
住民票の写し (3ヶ月以内に発行したもの) | 市区町村役場 コンビニのコピー機(※) |
車庫の届出 (地域によっては不要) | 車庫の場所を管轄する警察署 |
委任状 | 販売店が用意 |
車検証(自動車検査証) | 販売店が用意 |
自賠責保険証明書 | 販売店が用意 |
軽自動車の場合は実印や印鑑登録書を用意する必要はありませんが、代わりに3か月以内に発行した住民票の写しが必要です。
また車庫の場所が下記の条件に当てはまる場合のみ、警察署で「車庫の届出」を取得しなければいけません。
- 各都道府県の県庁所在地
- 人口10万人以上の市町村
- 都心部から30km圏内の市町村
上記の条件にあてはまらない場合は車庫の届出が不要なため、住民票の写しのみ早めに取得しておきましょう。
中古車購入で車体以外にかかる諸費用
中古車を購入する際、車体以外にかかる諸費用は下記の2つに分けられます。
法定費用は車体の種類や価格によって金額が決まっていますが、代行費用は交渉次第で値引きできるかもしれません。
ぜひ法定費用と代行費用の違いは押さえておきましょう。
中古車購入でかかる法定費用
法定費用とは、法律で定められた税金をはじめとする費用を指します。
車体の種類や価格により料金が決まっているので、交渉しても値引きはできません。
中古車購入時にかかる法定費用は下記のとおりです。
法定費用 | 内容 | 費用の目安 |
---|---|---|
自動車税 | 車の排気量に応じた税金 | 普通自動車:29,500円~111,000円/年 軽自動車:10,800円/年 |
自動車重量税 | 車の重量に応じた税金 | 【普通自動車】(それぞれ年額) 新車登録から12年目まで:4,100円/0.5トン 13~17年目:5,700円/0.5トン 18年目以降:6,300円/0.5トン 【軽自動車】 3,300円/年 |
環境性能割 (自動車取得税) | 車の取得時にかかる税金 燃費性能などで税率が変わる | 課税標準基準額(※2)の0~3% |
自賠責保険料 | 加入義務のある「自賠責保険」の保険料 | 普通自動車:11,500円/年 軽自動車:11,440円/年 |
リサイクル料金 | 将来的な廃車費用の前払い(※1) | 6,000円~18,000円 |
消費税 | あらゆる商品・サービス購入時の税金 | 購入費用の10%(※3) |
※1:廃車にしなかった場合は返金される
※2:条件によって異なるが、およそ新車時の見込み価格の90%
※3:2023年現在の消費税率
普通自動車の自動車税・自動車重量税は、排気量や重量により大きく金額が変わります。
ランニングコストにも大きく影響するので、金額をしっかり確認しておきましょう。
中古車購入でかかる代行費用
代行費用とは、販売店に各種手続きを代わりにやってもらった場合の手数料を指します。
金額は販売店が決めているので、交渉のやり方次第では値引きが可能です。
中古車購入時にかかる代行費用は下記のとおり。
代行費用 | 内容 | 費用の目安・相場 |
---|---|---|
車両登録代行費 | 車両の登録(ナンバー交付)手続きの代行費用 | 10,000円~30,000円 |
車庫証明代行費 | 車庫証明書交付手続きの代行費用 | 10,000円~30,000円 |
納車費用 | 車を販売店から車庫へ運ぶ費用 | 販売店と車庫の距離による 30分以内の場合:5,000円~10,000円 2時間以内の場合:10,000円~30,000円 |
洗車費 | 納車前の洗車・クリーニング費用(※) | ~5万円 |
※納車費用に含まれる場合あり
たとえば車両代行費用が5万円など極端に高い場合は、相場の金額を提示して交渉してみるのもおすすめです。
また車庫証明書は自分で取得すれば3,000円程度で済むので、少しでも費用を抑えたい場合は検討してみてください。
中古車購入で失敗しない5つの選び方
中古車購入時に失敗しないために、下記5つの選び方のポイントを押さえておきましょう。
選び方のポイントを知らないと余計な費用がかかってしまったり、見えない故障のある車をつかまされたりする可能性があります。
しっかりポイントを押さえて、損をしないような中古車選びをしてみてください。
販売価格の安さだけで選ばない
中古車を販売価格の安さだけで選ぶのは、下記のようなリスクがあるのでやめておきましょう。
- 隠れた水没・塩害歴がある
- 長期間メンテナンスされていない
- 保証がついていない
- 車検切れまたはすぐ有効期限が切れる
いずれも修理やメンテナンスに追加費用がかかり、結果的に総額で損をしてしまう可能性のあるリスクです。
「単純に年式が古く燃費が悪い」といったケースもあるため、販売価格以外の要素もしっかり確認するのが中古車選びの最大のポイントといえます。
修復歴車・水没車・塩害車は選ばない
事故の修復歴がある車や水没したことのある車・塩害のダメージを受けている車は、安いからといって選ばないようにしましょう。
これらの車を選んではいけない理由は下記のとおりです。
種類 | 選ばないほうが良い理由 |
---|---|
修復歴車 | 事故の衝撃で内部のパーツが損傷しているリスクがある |
水没車 | 電装系部品が故障しやすくなっている |
塩害車 | エンジンなどの重要な部品がサビやすくなっている |
走行不能になるほどの重大な故障が起きてしまい、修理費用でかえって損をしてしまう可能性があります。
修復歴車は「車種情報」に記載があるためすぐに分かりますが、水没車・塩害車は書類から判断できません。
そのため、下記のポイントをチェックして見分けましょう。
- 水没車:シートベルトを引き出すとシミがついている
- 塩害車:エンジンルームなど見づらい部分がサビている
故障しやすい車を購入してしまわないよう、しっかりと車を確認してみてください。
年数が経過して走行距離が短い車は選ばない
年数が経過しているにもかかわらず、極端に走行距離が短い車は選ばないほうが良いでしょう。
数年間メンテナンスされていない、故障しやすくなっている車の可能性が高いからです。
ソニー損害保険株式会社の調査によると、18歳~59歳の男女の年間平均走行距離は6,000~7,200㎞ほどとなっています。
画像引用元:PRTIMES
つまり5年経っているのに7,000kmしか走行していない車は、1年ほど使って残りの4年間は放置されている可能性があるといえるでしょう。
「1年間で平均6,000~7,200㎞ほど走る」という点を覚えておき、経過年数に対する走行距離が極端に短い車は避けておくのが無難です。
保証がついていない車は選ばない
リスクが高いので、保証がついていない車は選ばないのがおすすめです。
最低でも下記のような保証がついた車を選ぶようにしましょう。
- 保証期間が半年以上
- 消耗品以外のパーツ交換が無償
保証がない車を選んでしまった場合、下記のようなケースでも対応してもらえないリスクがあります。
- 納車してすぐ走行不能になってしまった
- 少し走ってからバッテリーの不調に気付いた
- 納車前に気づけなかった傷が見つかった
保証がついていれば、上記のような故障・不調があっても無償で対応してくれるので安心です。
ただし保証期間が極端に短かったり、特定のパーツ以外の故障は対応しないと記載されていたりする場合もあるので注意。
保証がついているからといって安心はせず、期間や範囲が自分に不利ではないかしっかり確認しておきましょう。
車検整備なしの車は選ばない
販売価格が安いからといって、車検整備なしの車は選ばないようにしましょう。
車検整備なしの車は自分で車検を受けてからでないと公道を走れないため、購入後に10万円前後の車検費用がかかってしまいます。
車検時にバッテリーやタイヤの交換が発生すれば、高額なパーツ代が追加でかかる点にも注意が必要です。
結果的に損するのを防ぐため、下記の2タイプから選ぶのをおすすめします。
- 車検あり:車検の有効期限が残っている
- 車検整備付:購入時に車検してくれる(費用は販売価格に含まれる)
ただし「車検あり」の中古車でも、有効期限が購入直後に切れてしまうケースも。
車検整備なしの車とほとんどコストが変わらない可能性があるので、有効期限もしっかり確認しておきましょう。
カーリースという手段もアリ!
「維持費が抑えられるなら、本当は新車に乗りたい…」という人には、カーリースという手段もおすすめです。
カーリースを使えば初期費用は不要、ランニングコストはほぼ固定で新車が手に入ります。
ここでは、カーリースに関する下記2点を見ていきましょう。
▲タップすると該当箇所に飛びます
費用面の折り合いがつかず新車をあきらめていた人は、ぜひチェックしてみてください。
カーリースとは?
カーリースとは、毎月定額の支払いのみでリース会社に車を貸し出してもらえるサービスを指します。
画像引用元:定額カルモくん
多くのサービスが月額料金に車検費用や税金・メンテナンス費用などを含んでおり、まとまったお金がほとんどかからない点が最大のメリットです。
契約年数を変えれば月々の支払金額を調整できるため、予算に応じた負担のない計画を立てて車を手に入れられるでしょう。
想定以上の費用がかかる心配はないので、予算内に収まりそうならぜひカーリースを検討してみてください。
カーリースなら「定額カルモくん」がおすすめ
画像引用元:定額カルモくん
カーリースなら、初期費用なしで月々1万円台から新車に乗れる「定額カルモくん」がおすすめです。
【定額カルモくんのおすすめポイント】
- 初期費用0円・ボーナス払いなしの定額料金
- メンテナンスプランへの加入で維持費まで月額固定
- 契約後に車がもらえるプランあり
定額カルモくんは月額に税金などの法定料金が含まれており、ボーナス払いなどを使う必要もありません。
「メンテナンスプラン」に加入すれば、車検代や整備費用の大部分が含まれた定額料金の設定も可能です。
画像引用元:定額カルモくん
まとまったお金がかからないので、予算やライフプランに合わせた無理のない月額費用だけで新車に乗れるのがポイント。
通常のカーリースでは契約終了後に車を返す必要がありますが、定額カルモくんにはそのままもらえるプランも用意されています。
「本当は新車に乗りたいけど、予算的に仕方なく中古車を検討している…」という方は、ぜひ定額カルモくんを使って憧れの新車をゲットしてみてください。
申し込みはWebでラクラク完結するので、まずは希望の車種を探してみましょう。
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定額カルモくん公式サイト
https://carmo-kun.jp/
※納車まで全てWeb完結※
中古車購入についてよくある質問
中古車購入についてのよくある質問と、その回答をまとめました。
多くの人が疑問に感じているポイントのため、ぜひチェックして迷いなく中古車購入を進めてみてください。
申し込みから納車までの日数・期間は?
中古車購入の申し込みから納車までの日数・期間は、一般的に約2週間です。
ただし下記のケースでは、さらに数日~1か月程度の期間がかかる可能性があるので注意しましょう。
- 遠方の販売店から購入した
- 販売店が繁忙期だった
- 自宅と販売店の距離が遠い
- 「車検整備付き」で購入後に車検がある
特に極端に遠方の販売店から購入してしまった場合や、2~3月などの繁忙期は納車までに時間がかかる傾向があります。
「〇日後に車に乗りたい」といった期限がある場合は、販売店に事前相談しておくのがおすすめです。
販売店とディーラーはどっちがいいの?
中古車を安く購入したいなら販売店、品質や保証内容を優先するならディーラーがおすすめです。
販売店とディーラーには、それぞれ下記のようなメリット・デメリットがあります。
販売形態 | メリット | デメリット |
---|---|---|
販売店 | 価格が安め 取り扱い車種が豊富 | サービス・接客の品質にばらつきがある 保証内容が店や車によって違う |
ディーラー | サービス・接客の品質が安定している 保証が充実している | 価格が高め 特定メーカーの車種しかない |
ディーラーはメーカーの徹底した指導を受けているため、スタッフのサービス・接客の質は安定しています。
ただしディーラーの車両やパーツ代、工賃などの価格は販売店よりも高めです。
費用を抑えたいなら販売店を選んだほうが良いでしょう。
中古車購入には銀行マイカーローンがベスト?
ローンでの中古車購入にかかる総額を抑えたいなら銀行マイカーローンがベストです。
ただし銀行とディーラー、販売店のローンにはそれぞれ下記のような違いがあるため、自分に合ったものを選びましょう。
ローンの種類 | 銀行系ローン | ディーラーローン | 販売店自社ローン |
---|---|---|---|
金利 | 1~4% | 4~8% | 0% |
審査の厳しさ | 厳しめ | 普通 | ゆるめ |
かかる時間 | 長い | 短い | かなり短い |
契約期間中の所有権 | 購入者 | ディーラー | 販売店 |
手数料 | なし | なし | あり(購入価格の10~20%前後) |
販売店自社ローンの金利は0%ですが、代わりに購入価格へ上乗せする手数料があるため総額は高くなる傾向があります。
急いでいる場合を除いて銀行マイカーローンを選び、審査の結果次第でディーラー・販売店のローンを検討するのがおすすめです。
銀行マイカーローンはいつ申し込むべき?
銀行マイカーローンは車種がある程度決まり、見積書をもらった段階で仮審査を申し込みましょう。
通常であれば、仮審査は1~3日ほどで結果が届きます。
仮審査に通って売買契約も結び終わったら、書類を用意して本審査を申し込んでください。
銀行マイカーローンの審査は厳しい?
銀行マイカーローンの審査は、ディーラー・販売店のローンと比較して厳しめです。
基準は銀行により異なりますが、下記の条件を満たしていない場合は審査に落ちてしまう可能性があります。
- 年収:返済金額の4倍以上
- 職業:正社員か公務員
- 勤続年数:3年以上
- 信用情報:過去に金融事故を起こしていない
とはいえ契約社員や派遣社員、勤続年数3年未満でも相応の年収があれば審査に通るケースも少なくありません。
審査を受けるのにデメリットはないので、まずは銀行系マイカーローンを選び、落ちたら別のローンを検討しましょう。
遠方からでも中古車購入は可能?
遠方の販売店からでも中古車購入は可能です。
最近ではインターネットで手続きのほとんどを完結できるので、欲しい車が遠方にしかなかった場合は検討してみるのも良いでしょう。
ただし遠方の販売店からの中古車購入には下記のようなデメリットがあるので注意してください。
- 車の状態が確認できない
- 陸送費がかかってしまう
- 時間がかかる
販売店に1度も行かないで契約する場合、車の状態を確認できないため後から思わぬ不具合が見つかる可能性があります。
また「陸送費」と呼ばれる輸送・運搬費用が、販売店と自宅の距離により1万円~10万円程度かかるので注意。
「価格が安い」という理由で遠方の販売店を検討する場合は、陸送費の上乗せをしっかり想定しておきましょう。
中古車購入後にするべき手続きは?
中古車の購入後(支払い後)、しなければいけない手続きは特にありません。
ただし万が一の事故に備えて、賠償金を補償してくれる任意保険に加入しておいてください。
株式会社Santa Corporateが2022年に行った調査によると、車所有者の98.6%が任意保険に加入しています。
画像引用元:PRTIMES
保険会社とプランを選び、納車日に合わせて加入手続きを進めておくのがおすすめです。
なお通勤・通学に車を使う場合は、任意保険への加入が義務となっているケースもあるので確認しておきましょう。
仮押さえや取り置きはできるもの?
販売店によっては、中古車の仮押さえ・取り置きに対応してくれます。
ただし仮押さえ・取り置きは早く売りたい販売店にとってあまりメリットがないので、下記のケース以外ではほとんど断られるでしょう。
- 家族の同意待ち
- 販売店の車の売れ行きが良くない
- 「3日後まで」のような期限付きの依頼
購入意志が強い場合や期限付きの依頼のほか、車の売れ行きが良くなく他の買い手が現れないと予想される場合にも応じてくれる可能性が高いです。
なお販売店によっては、仮押さえ・取り置きに「申込証拠金」や「手付金」などのお金を要求されるケースがあります。
手付金の場合、もしキャンセルしても返金されないので注意しましょう。
中古車よりも新古車のほうがいい?
新古車は「中古車より少し高い」程度の価格にもかかわらず、ほとんど使われていないため非常にお得です。
ただし新古車には下記のようなデメリットがあります。
- 流通数が少ない
- 選択肢が限られる
- 不特定多数の人が乗っている
新古車は主にディーラーの展示車・試乗車のため流通数が少なく、車種・カラーなどの選択肢は限られます。
希望の車が見つかるケースは滅多にないと思ったほうが良いでしょう。
また納車時に清掃されるとはいえ、不特定多数の人が試乗しているので気になる人は避けたほうが無難です。
中古車購入とカーリースはどちらがお得?
一般的に総額はカーリースよりも中古車を購入したほうがお得です。
ただしカーリースには下記のようなメリットがあります。
- 月額固定で新車に乗れる
- まとまったお金が必要ない
- 契約年数・月額を柔軟に調整できる
カーリースを使えば月額固定の料金で新車に乗れて、頭金や車検などのまとまった費用は必要ありません。
※契約内容によります。
中古車と大きく変わらない負担で新車に乗りたいなら、カーリースも検討してみてください。
カーリースなら月々1万円台から新車に乗れて、契約後に車がもらえるプランもある「定額カルモくん」がおすすめです。
中古車購入の流れは10手順!あなたに合う車を見つけよう!
中古車購入の流れは下記の10ステップです。
- 予算を決める
- 購入する車を決める
- 店舗に連絡する
- 店舗で現物を確認する
- 総額や保証などを確認する
- 必要書類を集める
- 契約手続きをする
- 支払いをする
- 任意保険に加入する
- 納車される
上記の流れと下記5つの「中古車選びのポイント」を押さえておけば、失敗せずにあなたに合った中古車を購入できるでしょう。
- 販売価格の安さだけで選ばない
- 修復歴車・水没車・塩害車は選ばない
- 年数が経過して走行距離が短い車は選ばない
- 保証がついていない車は選ばない
- 車検整備なしの車は選ばない
この記事の内容を踏まえて、失敗しないカーライフをスタートしてみてください。
なお費用面を理由に新車ではなく中古車を検討しているなら、月額固定の料金で新車に乗れる「カーリース」という選択肢もあります。
カーリースを検討するなら、月々1万円台から新車に乗れる「定額カルモくん」を利用してみましょう。
\月1万円台から新車に乗れる!/
定額カルモくん公式サイト
https://carmo-kun.jp/
※納車まで全てWeb完結※