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【トップインタビュー】富士重工業・森郁夫社長  「まず走り」ではなく
Osamu Masuko
富士重工業 森郁夫社長  Ikuo Mori
資本提携先が米GM(ゼネラルモーターズ)からトヨタ自動車に.........
スバルのクルマ作りが市場とずれて来た
−−就任が内定した時、「魅力ある、存在感のある企業にしたい」というのが抱負でしたが、そのために欠けているのは何でしょうか。

 われわれスバルというのは、ある意味マスマーケッターではないものですから、スバルとしての特徴をもっていかなければならないというのは、ベーシックなところです。しかし、余りにもそちらに寄ると、お客様を狭めてしまう。その辺のバランスをどうしていくかが、非常に重要なところです。

クルマの特徴を大事にしながら、ターゲットユーザーを狭めないようにしていかなければならない。その点、私どものクルマづくりが若干、マーケットとずれて来たのはあるのかなと考えています。マルチパッセンジャーやBセグメントのコンパクトカーは、今のところラインアップにはない。その辺が、現在の厳しい状況にもつながっているので、この部分をこれからどうカバーしていくかがポイントになると認識しています。


インタビュアー:池原照雄(経済ジャーナリスト)
写真:竹内征二
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Page 1スバルのクルマ作りが市場とずれて来た
Page 2チャレンジ行き過ぎ、ユーザーを置き去り
Page 3ウチは黙っていても「走り」だから
Page 4トヨタ提携で加速、水平対向ディーゼル開発
Page 5北米サンベルトでは「サイトコントロール」
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