有名な施設を音声認識で一発検索。目的地に設定してみた。

■音声コントロールでダイレクト検索

カーナビを操作するとき、一般的にはリモコン使う。最近では画面に指で触れて操作する「タッチパネル」なども普及してきているが、どちらもにもメリット、デメリットがある。初めてカーナビを操作する人の多くが、そのどちらを使っても「もっと自然にできないものか」と感じると思う。

そこで第3の操作方法として最近注目されているのが、音声認識による音声コントロールだ。これは発声するだけで多彩なコマンド入力が行える機能。リモコンやタッチパネルとともに、最近のナビに採用されていることが多い。

実際に、本機に搭載された音声コントロールをテストしたところ、その認識精度の高さは抜群だった。通常のメニューの呼び出しやコマンド入力はほぼ完璧にこなすし、住所も○丁目○番○号までを一気に「言う」だけで入力が可能。こうした声の指示だけで、目的地の住所を地図上にピンポイントで表示してくれる。最後に目的地設定のコマンドを発声すれば設定は完了だ。

■語彙は約55万語、主要施設は発声だけで目的地設定

また東京ディズニーランドや東京ドームといった主要な施設は、名称を読み上げるだけでその場所の地図を表示した。これは、全国約620件の主要施設データがあらかじめ登録されているからで、まさに究極のラクチン設定が可能になる。

もちろん音声コマンドの入力準備もカンタンだ。ステアリングに巻き付けてあるリモコンか、いつも使うメインリモコンで「発声」ボタンを押すだけでOK。しばらくすると女性キャラクターが画面下に表示されるので、ここで目的地を発声すればいい。その後はナビに応えるようにしながら発声していけば、ルート設定ができてしまう。

認識のための語彙は約55万語。検索速度も速く、かつ結果も正確だった。しかも学習機能を搭載するので、使えば使うほど認識精度は向上する。また認識できる言葉は、「ヘルプ」と発声するかメニューから「ヘルプ」を選択すると一覧が表示され、確認できるようになっている。

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