(1)パーキングアシストシステムを使って並列駐車を行う。いつでも簡単に呼び出せる。

■カーナビでハンドルを切るタイミングをアシスト
「クルマの運転でもっとも苦手なのは車庫入れに縦列駐車」という人はかなりいると思うが、自動車メーカーは、こうした悩みを技術によって解決しようと考えている。バックカメラを使うのは古くからあったが、問題はハンドルを切るタイミング。これがわからないと、いくら後ろに「眼」があっても上手くいかない。

そこで、このタイミングをカーナビ上で案内するのが「パーキングアシストシステム」だ。あらかじめ指定した位置にクルマを置くことで、その位置からのハンドルを切るタイミングを知らせながら、車庫入れや縦列駐車の方法をアシストしてくれる。

■ハンドル切れ角などは車種別にセット
もちろん、車種によってハンドルの切れ角などが違うわけだから、カーナビをセットしたときに車両登録を行うことが必須となる。通常は取り付けたディーラーでセットアップしてくれるから安心。まさにこれが自動車メーカー純正ならではの機能だ。

アシストモードは、一般的な車庫入れとなる「左／並列駐車」「右／並列駐車」、そして縦列駐車の「左／縦列駐車」「右／縦列駐車」の4つ。左と右の違いは、進行方向に向かって左側に入れるのか右に入れるのかの違い。

初期指定位置にクルマを置いてスタートさせれば、ハンドルの切り方を音声とチャイムで案内し、画面上ではその状況も表示される。これに従えばタイミングをきちんとつかみながら車庫入れができる。ただし、他のクルマや障害物などとの接触を知らせる機能は搭載していないので、周囲の状況を必ず確認してから運転するようにしたい。

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